自我の喪失―現代文学と美術における

自我の喪失―現代文学と美術における

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  • サイズ B6判/ページ数 266,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309230054
  • NDC分類 702.06

内容説明

時代精神の史的考察に基づきながら、20世紀前半の文学、美術、演劇、思想の特質を分析し、『ロココからキュビスムへ』を補完する『ルネサンス様式の4段階』から始まる名著三部作の完結篇!

目次

第1章 新しい人間像―ファンクショナリー
第2章 ロマン主義の自我
第3章 絵画におけるロマン主義的タッチ
第4章 実存とエントロピー
第5章 トロピスムとアンチ・ロジック
第6章 絵画の零度
第7章 ビートの革命
第8章 匿名の自我―守勢のヒューマニズム
付録(G・L・S・シャクル著『人間生活における決定と秩序と時間』に関するノート;ジャン・デュビュッフェ『反教養的立場』抜粋)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかふく

1
『ロココからキュビスムへ』の後を受けるような形で、19世紀のロマン主義的自我を確認した後、20世紀の科学、芸術、文学、思想などに於ける自我のあり方(喪失)の様態を共通するものとして書いていく。ワイリー・サイファーがめずらしく自国の文学に言及していたりする。ジイド、ロブ=グリエ、サロート、デュビュッフェ、ベケット、ムージルなどについて。講演を下敷きにしているおかげか、他の著作よりも読みやすい感じはありますね。2012/08/08

ありさと

0
ロマン主義から20世紀への自我の変化を文学芸術から見ている。これだけ読んじゃったので前段も読まにゃ。2018/09/21

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