内容説明
地名研究の決定版!『日下を、なぜクサカと読むのか』姉妹編。地名の語源を探る、『日本の地名』改題増補新装版。
目次
第1章 「タイザ」はアイヌ語地名ではない
第2章 「ヨウロ」は荷役労働者の集落から
第3章 全国の「由良」海岸に共通するもの
第4章 「美守」は『魏志倭人伝』につながる
第5章 岬を指す「串」は西日本に偏在
第6章 「シトリ」地名は新羅系渡来人由来か
第7章 半俗宗教者が住んだ(山奥の)地名
第8章 行商人の集住地「連雀」は東日本に多い
第9章 「桜」―狭い峠と、岩
第10章 地名は近隣の地名をまねやすい
第11章 地名と人体名には共通語が少なくない
著者等紹介
筒井功[ツツイイサオ]
1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。正史に登場しない非定住民の生態や民俗の調査・取材を続けている。第20回旅の文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HMax
34
これは面白い。明治初めざっと1千万ほどの地名が集められたが膨大過ぎて手付かずのうちに関東大震災で焼失、そのせいか日本の地名は意味不明のものだらけだというのが内外の観察者の一致した感想、加えて、ちょっと難解な地名はすぐに朝鮮語やアイヌ語で説明し、とんでも逸話まで持ち出す始末。そんな現状に業を煮やして筒井先生の登場。面白い地名の起源が分かり易く解説されていて、小ネタ好きにはたまらない。興味深いのが、日本語の発音の変遷。大歩危のホケは元はカケ(欠け)だった。hがkに交替する他、様々な言葉の変化。2026/04/27
のぶ
1
情報量が非常に多い本なので登場する沢山の地名について詳細は覚えてませんが(そういえば表題の潮来についても読んだのに記憶が曖昧だ)、今までボォっと見てるだけだった日本の地名についてコペ転が起きる程に見方が変わるような本でした。(最後あたりで読んだ印象的なネタですが)「不動滝」は宗教的なものではなく「秀処」が訛ったものである可能性が高いとか。昔の人は(今もか)敬虔な人よりスケベな人が多かったということか。傍証を数多く集めて検討していく極めて学問的な論調の本ですが著者は本職の学者でなく元記者だったのも驚きです。2025/04/30
siomin
1
日本全国の難読地名を著者なりに解説した一冊。地名がつけられた理由がわからないときに、やれアイヌ由来だやれ朝鮮語由来だと理由付けするのがあるらしく、一部ではその通りなのもあるらしいが、それが乱用されているとは。また、伝説をもとに由来を説くものもあるが、それも鶏が先か卵が先かの世界のよう。つまりわからないことだらけのようです。そのため、著者の説もどこまで信用に足るのか難しいのかなとも思いました。2024/12/05
Shinjuro Ogino
0
多くの難読地名が載せられている。しかし、多くはすっきりした由来が書かれていない。例えば書名の「潮来」についても色々な説を紹介しているだけだ。「風土記の地名説話には、悪ふざけでもしているのではないかと疑われるくらいの馬鹿げた由来ばなしが多い」とのことである。2025/01/18
ozmaax
0
地名の考察シリーズ。例によって地形図と地名を照らし合わせて、地名のルーツを考える。何となく法則が見えてきた2024/12/17




