亡命トンネル29―ベルリンの壁をくぐり抜けた者たち

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亡命トンネル29―ベルリンの壁をくぐり抜けた者たち

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  • サイズ A5判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309228679
  • NDC分類 936
  • Cコード C0022

出版社内容情報

冷戦下。東ベルリンから西ベルリンに脱出した大学生ヨアヒムは、東側に置いてきた人々のため、命を懸けてベルリンの壁の下を掘り進める。市民たちの壮絶な戦いを描く、手に汗握る実話。

著者情報
ジャーナリスト、放送作家。これまで、リビア、エジプト、ガザ、エルサレムなど、世界各地で取材してきた。BBCでもっとも成功したポッドキャスト番組のひとつ「Tunnel 29」を執筆、製作。

内容説明

一九六二年、冷戦下の夏。学生のヨアヒム・ルドルフは、東ベルリンで待つひとびとのため壁の下にトンネルを掘る計画を立てた。これは自由のため闘った若者たちの、壮絶な脱出の記録である。亡命者を逃すための、大胆不敵で命がけの脱出作戦。1962年夏、緊迫のノンフィクション!“エコノミスト”ベストブック・オブ・ザ・イヤー。

目次

ビーチ
最初の脱出
長い道のり
イメージ一新
密輸
ラジオ
戦車
品数豊富
一〇〇〇の目を持つ家
バラ作戦〔ほか〕

著者等紹介

メリマン,ヘレナ[メリマン,ヘレナ] [Merriman,Helena]
イギリス在住のジャーナリスト、ブロードキャスター。過去にはエルサレム、エジプト、ワシントンDCなどで長期取材にあたる。リビアの最前線や、エジプトでの蜂起、シエラレオネの違法漁業、オバマ元大統領の再選キャンペーンなどを調査・報道。本書の執筆・プロデュースのほか、受賞歴のあるBBCのポッドキャスト「The Inquiry」を共同制作している

中島由華[ナカジマユカ]
翻訳者。早稲田大学文学部英文科卒。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

泰然

38
社会は壁ではなく橋を。悪に対して悪ではなく善処を。冷戦下の西側ベルリンの地下から掘られた亡命トンネルからの脱出計画。ある日、東西と自由を分断した壁の絶望感と、秘密警察シュタージの恐怖感が息苦しく充満する暮らしのなか、自分自身に忠実であることを諦めなかった人たち。主人公達の勇敢さが世界中にドキュメントされ、キューバ危機を見事に突破したケネディ大統領の勇敢さとオーバーラップする瞬間は歴史作品として見事だし、スリラー作品としても秀逸。自由を求める者と密告者達との壁。しかし人間には未知なるカベを壊す勇敢さがある。2022/11/03

kawa

37
1960年代の東西ベルリン。共産・東ドイツが国境に突然壁を建設し、自由に行き来していた親子や恋人たちが離れ離れになってしまう。そんなときに命をかけて秘密の地下トンネルを貫通させ、29人の亡命希望者を救い出した若者を描く手に汗・ノンフィクション。壁の存在や崩壊は既知だったが、こんなドラマがあったことは知らなかった。あれから60年、場所は違えど東西対立のなかでの愚行は繰り返される。ベルリンの壁の悲劇という歴史的事実に何故彼らは学ばないのだろうか。2023/01/27

Nobuko Hashimoto

24
東独からの脱出計画と、それを極秘で記録するアメリカのテレビジャーナリスト、国家保安省(シュタージ)の監視と密告の実態を詳細な調査に基づいて書いている。スリリングで大変面白い。ブログにベルリンの壁記念館等の写真を添えて記録。https://chekosan.exblog.jp/32909489/ 米テレビによる記録番組はこちらから。https://youtu.be/7E3T7eiSBsY2023/02/10

大塚みなみ

9
分厚い本で、持った瞬間「うわ…」と引いてしまったが、ビビらず読んでよかった。舞台は1960年代、東西分割下のベルリン。当時の政治状況の解説が適宜入るので迷子にならずに読める。内容はインタビューに基づいたノンフィクション。ベルリンの壁の下にトンネルを掘って、東ドイツから家族や知人を亡命させるために奮闘した若者たちが主人公だ。冷戦下の不条理な運命に胸を痛めつつも、脱出劇のサスペンスにドキドキしているうちに大部の本を読み終えてしまった。巻末の「後日譚」が秀逸。映画のエンドロールを見るみたいに余韻が尾を引いた。2023/04/04

藤中恭美

6
久々のノンフィクション。ドイツ東西に壁が出来たのはどういった経緯だったのか、とか、なかなか詳しく掘り下げていて、なぜ東の人達は西へと亡命したいのかがわかる。 で、この本の主題であるトンネル掘って亡命者を助ける話。 他の色々なことに視点が行きすぎて、トンネルを掘る人たちの葛藤とかを詳しく描けていなかった感じもする。 やはり主軸が書きこみ不足だと感動もあまりない感じになってしまったかも。。。 あれやこれや書きたい気持ちもわかるけど、もうちょい視点を絞ったほうが良かった感じもする。★★★2023/03/09

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