- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(日本)
出版社内容情報
全宿場・全線を歩く。町並み、名勝、社寺、峠、所縁の場所を行く。文献と取材と実地から、古人のよすがを偲ぶ。写真多数。
内容説明
名所旧跡、神話伝説、なつかしい風物、自然景観…関所を後に、峠を越えて。街道と宿場に残されたたくさんの魅力をたどる。写真・図版多数。
目次
1 日本橋から小田原へ(日本橋―麒麟と獅子に見送られ;品川―地蔵菩薩の足下で ほか)
2 箱根から藤枝へ(箱根―羊腸の小径は、苔滑らか;三島―旅は道連れ ほか)
3 島田から舞坂へ(島田―川留めなら詠じて待とう大井川;金谷―架橋の後の川越人足たち ほか)
4 新居から宮へ(新居―見立ての浜名湖風景に風吹き抜ける;白須賀―歌枕秋景 ほか)
5 桑名から京都三条大橋へ(桑名―薩摩藩士と宝暦の治水;四日市―公害問題の痕跡 ほか)
著者等紹介
高橋真名子[タカハシマナコ]
1965年、東京生まれ。日本女子大学卒業。エッセイスト、紀行作家。著書に『近江古事風物誌―さざなみの回廊めぐり』(河出書房新社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
imagine
15
久住昌之さんの『野武士、西へ』で、徒歩での東海道踏破に関心があったため迷わず購入。この著者が持つ、歴史、古典への造詣は並大抵ではない。読み始めてすぐに、襟を正された。街道が整備される江戸時代以前の時代考証に長けているので、その場所での人々の暮らし、勃発した勢力抗争、風景を詠んだ和歌の引用などが次々と繰り出される。場所を移動することが旅の横軸とするならば、時代を遡る縦の軸が圧倒的に太く、強い。各章のタイトル下部に置かれたマップの判読性が低い点だけは残念だが、軽いガイドものとは一線を画す読み物。満足!2024/05/28
スプリント
9
お遍路さんよりも東海道五十三次の歩き旅に憧れます。 旅をした気分。2022/04/09
takao
2
ふむ2022/12/07
えっちゃん
1
同年代の女性が著者。私も2010年から2013年にかけて友人と歩きました。あとがきを見ると、同時期のようです。著者は往復歩き終えたそうですが。読みながら、いろいろ思い出しました。私は江戸時代から続く旅籠、赤坂の大橋屋に廃棄する寸前に宿泊させてもらいました。2024/10/11