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出版社内容情報
赤松『利根川図志』、柳田『故郷七十年』で著名な民俗学の故地・布川。そこから上流へ、下流へ。利根川の今昔を往還する民俗紀行。
内容説明
坂東の源、川沿いの民俗学。「利根川図志」を現代に引き継ぐ。柳田國男の故地・布川から上流へ、そして下流の潮来、銚子へ。いま、何が見えてくるのか。日本の原郷を訪ねるフィールド紀行。図版多数。
目次
第1部 赤松宗旦、柳田國男の故地・布川から上流へ(利根町布川;利根町押付新田の「鶴殺し山」;取手市小文間;取手市の小堀は、なぜ「おおほり」と読むのか;「日本一短い手紙」の男の墓―取手市台宿 ほか)
第2部 布川から潮来、銚子へ下る(印西市木下;手賀沼南方の「青葉茂れる里」―印西市結縁寺;川中島の四世紀―栄町布鎌;中央商店街の荒廃―栄町安食;印旛沼「佐久知穴」のその後 ほか)
著者等紹介
筒井功[ツツイイサオ]
1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。正史に登場しない非定住民の生態や民俗の調査・取材を続ける。第20回旅の文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masaki Maruyama
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勤務先同期の二居隆司さんがFBで紹介していた本。1年と少し前まで群馬県民だったので利根川には親しみがある。でも、本書で取り上げられているのは河口から茨城県古河市まで。長く千葉県民だった自分がほぼ見たことのない利根川の話だった。地名や地形、歴史から浮かぶ「土地柄」は興味深い内容だった。現状を示す地図が著者の手書きなのはユニーク。不思議なもので、かえってイメージがわきやすい気がした。2022/02/02
hoshi
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地元やその周辺の歴史について深く知ることができ、非常に興味深い内容だった。また読みやすい文体で最後まで飽きることなく読みきることが出来た。2021/12/09