出版社内容情報
文明化は人類を幸福にせず、むしろ先史時代にはない不平等・暴力・病をもたらした。最新データと鋭い思考で人間本来の生き方を問う!
内容説明
文明化による「進歩」は人類を幸福にするどころか、有史以前にはない暴力や病理に満ちた不健全な世界を生みだした。農耕と定住の開始から現代にいたるまでの社会の歪みを人類学・心理学・社会学・医学などの最新成果で分析し、未来に進むべき道を提示する異色の反文明論。
目次
第1部 オリジン・ストーリー(先史時代を語るときに私たちが話題にすること;文明とその不調和)
第2部 永遠の黙示録(現代の「不断の進歩の物語」)(野蛮な野蛮人の神話(平和への宣戦布告)
不合理な楽観主義者)
第3部 古代の鏡に映る自分(人間であること)(自然主義的誤謬の誤謬;野生児になるべく生まれた;子育ての深い闇;荒れ狂う十代;不安な大人)
第4部 未来につながる先史時代の道(終わり良ければすべて良し;聖なるものが失われたとき)
著者等紹介
ライアン,クリストファー[ライアン,クリストファー] [Ryan,Christopher]
サンフランシスコのセイブルック大学で心理学の博士号を取得。CNN、「ニューヨーク・タイムズ」紙、「タイム」誌、「ニューズウィーク」誌、「TEDトーク」などのメディアに登場。また、さまざまな分野の注目の人物と対談を行うポッドキャスト「Tangentially Speaking」を主宰している
鍛原多惠子[カジハラタエコ]
翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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