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出版社内容情報
日本近代の民俗文化の根底と変遷を、戦争、天皇、漱石、七人みさき、など、十三のテーマと多くの図版から考察する。
内容説明
民俗知の技法から学ぶ13講。近代はどのように体験され、どのような生存のプロセスによって多用に構成されたのか。「実感」という経験と自分の生きるスタイルに即して、生存の技法を探る。新しい民俗学の登場。
目次
1 変化する生のスタイル(生老病死の近代;“脳力”社会の発生;近代を病む―漱石と神経衰弱)
2 近代を生成する民俗世界(洋食の光景 味覚の更新;家族写真のスタイル―写真構図の展開と表象;時の感覚と心性)
3 伝承する心身の知と変容(身体と性欲・セクシュアリティへの眼ざし;芸能と身体技法の伝承;フォークロアへ旅する身体―「七人みさき」伝承から)
4 戦争とナショナリズムの現在(富士山の近代;戦争と民俗/民俗学;敗戦と天皇フォークロアの行方;戦死者の亡霊と痛み)
著者等紹介
川村邦光[カワムラクニミツ]
1950年、福島県生まれ。東北大学文学部宗教学科卒。民俗文化論、性の民俗学、宗教民俗学。天理大学助教授、教授を経て、大阪大学文学部教授、現・名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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