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内容説明
中国茶、紅茶、日本茶…お茶のすべてがここにある。初めて茶の「全世界・全歴史」を詳しく語った待望の決定版。植物学、医学、宗教、文化、経済、人類学、社会、政治など、さまざまな側面から「安全で刺激的な飲み物」を克明に描いた名著。
目次
茶―覚醒の葉
植物学の寄り道―茶のライバルたち
国の威信のよりどころ―東南アジアと茶の起源
酪の奴隷―一世紀から六世紀までの茶
喫茶去!―唐代
兎毫盞のなかの雲脚―宋代
極上の飲み物で平和を買う―茶馬交易
禅の味は茶―十二世紀から十五世紀までの日本
茶聖千利休―日本の茶道の完成
韓信点兵―明代と清代の茶〔ほか〕
著者等紹介
メア,ヴィクター・H.[メア,ヴィクターH.][Mair,Victor H.]
ペンシルヴェニア大学の中国語および中国文学教授
ホー,アーリン[ホー,アーリン][Hoh,Erling]
ストックホルム生まれのアメリカ育ちで、一時期は台湾にも在住。現在はスウェーデンで活動するジャーナリスト、フリーライター。専門は中国の文化・歴史・時事問題。雑誌「Archaeology(考古学)」およびデンマークの新聞社の元記者
忠平美幸[タダヒラミユキ]
1962年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。図書館司書を経て現在は翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アリョーシャ
4
茶がどのように飲まれるようになり、どのようにして世界に進出していったかが語られる。定番の中国、日本、イギリスだけではなく、モンゴルやチベット、中東やアフリカなど、茶と結びつけにくい地域での歴史もしっかりと語られている。茶という小さな葉が、人類の歴史にいかに大きな影響を与えてきたかがよくわかった。2019/03/10
takao
3
ふむ2021/05/09
多分、器用です
2
勉強になった2022/03/28
Aby
2
目当ては,アヘン戦争とインド・スリランカの植民地経営の部分(第14章,第16章).世界システム論的に深めて欲しかった,というのは贅沢だな.2014/01/03
jitchan
1
翻訳の参考として翻訳に関係のある中国、日本、イギリス関連の記事をつまみ読み。それでも面白かった。よくぞここまでと思うくらい調べられている。日本に関する記述も正確で違和感はまったく感じなかった。好著。【評価せず】2013/11/23