出版社内容情報
ますます不安定になる世界情勢――地政学から見た世界の地図200点を収録! 草思社刊のベストセラーから2年、ついに第2弾が登場! エネルギー問題や文明の衝突の検証などで未来予測。
内容説明
アメリカ軍の世界的な再編成―新たな脅威と新たな戦術、NATOの課題。エネルギーをめぐる緊張―依存関係と熾烈な政治的戦略、天然ガスの輸送ルート。ロシアの強い影響―新たなゲーム、大国が競合する中央アジア、上海協力機構。標的にされるアフリカ―石油をめぐる戦術、経済至上主義で進出する中国。「文明の衝突」はなぜ間違っているのか―文明の同盟、宗教の境界線。中東の未来―イランの選択、レバノンの情況、パレスチナの弱体化。地図は新たな「力学」を見せる。
目次
第2部 世界再編のあとに何が起こるのか(新しい冷戦の脅威;エネルギーをめぐる緊張;ロシアの新たなゲーム;世界の標的アフリカ;宗教への誤解―『文明の衝突』の検証;複雑化する中東の読み方)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
太田青磁
8
冷戦後の世界情勢を地政学で解説する「世界再編のあとに何が起こるのか」ロシアと中東のエネルギー問題と民族、宗教の複雑さ予想をはるかに上回ります。ヨーロッパの多くの国が、これほどまでにロシアからのエネルギーに頼っているというのがびっくりです。日本や韓国・フィリピンの米軍基地は、アメリカの世界戦略上、ロシアや中国への前線なのだと感じます。チェルノブイリの影響は恐ろしい限り。2012/10/28
suzu
0
2009年のものなので、そこからまた情勢は変わっているものの、特に中東の宗派の位置関係などは今を読み解くにも参考になる。地図多用で視覚的にわかりやすいが、世界全体を論じているためか簡単な情報が多く、全体的にもうすこし踏み込みたい2015/02/04
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