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図説 中国の科学と文明 (改訂新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 438p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309224862
  • NDC分類 402.22
  • Cコード C0022

内容説明

約200点の貴重な図版を満載し、幅広い科学分野を紹介。農業から始まり、天文、工業技術、医療と健康、数学、植物学、地震、輸送、音楽、軍事まで…。中国三千年のあらゆる科学分野を網羅して、その先進性の歴史を詳しく紹介する名著。

目次

農業
天文学と地図作製学
工学
日常生活と工業技術
医学と健康
数学
磁気
自然科学
輸送と探検
音と音楽
戦争

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

25
中国の科学について農業、工業、音楽などの10分野の視点からいくつかの道具や技術、知識を紹介する一冊。絵や文献から昔から考えていた力説(こじつけっぽいところもあるが)するのはいいが、やたらと欧州よりも古くから考えていたとアピールするのが鬱陶しいのが難点。また、中国史を読んでいるとこういう技術が出ては断絶する不思議さを感じるのだが、本書では技術や知識の断絶について考察もなく、「発祥は中国、他の地域に伝播した」と書くのも気色が悪い。それを除けば中国の科学史、技術史として面白い本だったと思う。2023/04/01

g750

4
東洋科学史を知る上で避けては通れないジョゼフ・ニーダムによる大著「中国の科学と文明」の別の著者による抄録版。それでもこの厚さ。内容は技術や知識を羅列していあるだけなので、分量があるという印象はありませんでした。項目別に、西洋の現在の通説を導入とし、中国の古い文献からの文章や図説を引用し、当時の考えに触れ、西洋が中国から学んだ文献的証拠を最後に突きつけて、読者をこれでもかというほど説得してきます。一方でその背景についてはあまり触れていないので、原著にあたりたくなります。著者の術中にはまっている気がしますが。2019/10/10

Mark.jr

2
中国の科学史の研究で一番有名なのは、おそらくJoseph Needhamでしょう。本書はそのニーダムの11巻にも及ぶライフワークを著者が1冊にリライトした、ポータブル版です。書かれている内容は、西洋のそれよりも千年進んでいたという古代中国の科学。本書が挙げている古代中国の発明・発見は、畝栽培と鍬耕作、太陽黒点と太陽風、天然ガス発掘のためのボーリング、ブランデーとウィスキー、十進法に地震計など驚異的なもので、凄すぎて"ホントかよ"とも思ってしまいますが、さすが中国四千年といった感じです。2019/11/20

ろーじゃ

1
中国科学史の第一人者、ジョゼフ・ニーダム氏の研究成果を1冊に纏めた本です。中国が古代・中世を通していかに科学に力を入れ、豊かな文明を築きあげたかが本著を読めばよく分かります。特に農業や器械の発展は驚愕もの。 そして、近代以降の科学の発展がヨーロッパに取って代わられたのがますます分からなくなります。人類史の謎は深い…!!2013/04/24

suzuki-takefumi

1
近代科学がなぜ中国ではなくヨーロッパで生まれたのかは「難問中の難問」らしいが、この本を読むと、本当に理解できなくなる。なにしろヨーロッパで畑に畝を作るようになるのは一八世紀だというのだから。2009/02/24

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