内容説明
この本は、それぞれの時代に重要な課題を背負い、さまざまな葛藤と苦難を経てきた三八人の天皇を選びとり、その劇的な様相を自由な発想のもとに描いたドキュメントである。
目次
序章 天皇家とは何か―その謎と国のかたち
第1章 皇室の始まり
第2章 歴史時代の天皇家の開幕
第3章 祭祀と権力を握った古代天皇
第4章 宮廷の葛藤
第5章 天皇家の闘い
第6章 神権天皇から象徴天皇へ
終章 国民は天皇家といかに向きあって生きるべきか
著者等紹介
高瀬広居[タカセヒロイ]
哲学者、拓殖大学客員教授(専攻は、仏教哲学、比較文化論)。1927年、東京浄土宗寺院に生まれる。43年、僧侶の資格を取得。法号は「自照庵疏石」。早稲田大学卒業後、NHKプロデューサーを経て、ニュースキャスター、ラジオ関東(現ラジオ日本)常務取締役、放送批評懇談会理事長、拓殖大学理事などを歴任。他方、友松圓諦師に師事し、原始仏典を学ぶ。現在、講話塾『全国疏石会』を主宰し、講演や評論活動、テレビ東京系列『レディス4・月末対談』で知られる。数多くの著作活動の中で、日本経済新聞社経済図書文化賞、サントリー学芸賞、芸術祭賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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