内容説明
江戸のお殿様たちは、経済を立て直すために何をしたのか。経営コンサルタントの活用、人材登用、徹底した合理化、負債の棒引きなど38のケーススタディ。
目次
第1章 トップと補佐役の「阿吽の呼吸」に学ぶ(山内忠義と野中兼山(土佐高知藩)―儒教的思想を政治政策に生かす
徳川綱条と松波勘十郎(常陸水戸藩)―元禄の経営コンサルタントに学ぶ ほか)
第2章 逆風を克服した初期・中期の藩主(前田利常(加賀金沢藩)―鼻毛を伸ばして幕府の警戒を除き百万石の礎を築く
徳川光圀(黄門)(常陸水戸藩)―兄を越えて藩主となり、兄の子を養子に迎える ほか)
第3章 時代に挑んだ後期・幕末の藩主(大関増業(下野黒羽藩)―不断の努力で藩政を立て直した持参金付き養子藩主
藤堂高兌(伊勢安濃津藩)―積極果敢な藩政改革を見事に断行した「隠れた名君」 ほか)
第4章 さまざまな実績をあげた名藩主(池田輝政(播磨姫路藩)―岳父・家康に付き従い、「世界遺産」姫路城を構築する
小堀遠州(政一)(近江小室藩)―幕府の作事事業、茶道の両分野で不朽の足跡を残す ほか)
著者等紹介
川口素生[カワグチスナオ]
歴史研究家(専攻は戦国・江戸時代)。1961年岡山県生まれ。岡山商科大学、法政大学文学部史学科卒業
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