内容説明
近代日本建築の父はなぜ忘れられたのか。夜明けの国にやってきた若き建築家は何を見て、何を残したのか。世界初のコンドル伝。
目次
第1部 ロンドン(ヴィクトリアン・ゴシック;ジョサイア;建築家修業;ソーン賞 ほか)
第2部 東京(江戸から東京へ;お雇い外国人ジョサイア;工部大学校教師;工部省営繕局顧問 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasuko
1
明治を代表する建築家・辰野金吾の物語、『東京、はじまる』を読了後、彼の師であるジョサイア•コンドルについて知りたくなり手に取った。コンドルは若くして来日、お雇い外国人として明治時代に建築家、また教育者として活躍した。教科書にも鹿鳴館の建築家として出てくるが、鹿鳴館は建築物としては評価が低かったというのも意外。また、没後60年ほど忘れられていたというのも驚きだった。コンドルは、日本の文化に惚れ込み、川鍋暁斎に弟子入りし、暁英という名までもらったほどだった。北森鴻 の『暁英』という小説も一読の価値あり。2023/05/01
-
- 和書
- 銀座のすし 文春文庫