恨（ハン）―朝鮮人軍夫の沖縄戦

海野 福寿〔ウンノ/フクジュ〕/権 丙卓【著】《クォン/ビョンタク》

河出書房新社（1987/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 235p／高さ 20X14cm
• 商品コード 9784309221342
• NDC分類 210.75

内容説明

初めて明かされた“もうひとつの沖縄戦”の実相。太平洋戦争末期、国民徴用令によって拉致され、慶良間の海に散華した朝鮮人軍夫たちの悲劇を、生存者のなまなましい証言と埋もれた１次史料の掘りおこしによって再現した貴重な労作！

目次

１　慶尚北道慶山郡
２　慶山の春
３　１００円の誘惑
４　応徴士たち
５　慶良間諸島
６　死線

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[livres]

ビックリした。日本が、ここまで卑怯なことをしていたとは。毎年お盆の頃に放送されるテレビドラマには、韓国人は出てこない。何故だろう？今までこのことを知らなかったということをとても残念に思う。隣国に拉致されて、未だに生死のわからない日本人が何人もいる。そのことには、憤りを感じる。でも、日本は、それ以上の、大量の韓国人を騙して拉致していたのだ。歴史は、変えられない。だから、私たちは、この過ちを忘れずに知っていなければいけないと思う。

2011/05/27