感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
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中国共産党の軍事組織である紅軍(現在の人民解放軍の前身)の、1927年の建軍から1937年の第二次国共合作による抗日統一戦線結成までの、正に中国軍草創期を詳細に解説した本。著者は平和運動にも長年携わった元ジャーナリスト(共同通信社員)。今から半世紀ほど前の古い本で「資料が乏しく、今後の研究が待たれる」という部分もあるが、この時期の中国軍を詳しく書いてあるのも日本では貴重か。全編毛沢東史観で貫かれているのが印象的。特に毛の人民戦争理論の解説では、熱い筆致で解説し賞賛を惜しまないが、微妙な部分は歯切れが悪い。2025/11/04
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