内容説明
丹という鉱物の魔力。ヒミコの邪馬臺国に丹山あり。―賢者の石、不老不死の妙薬、金銀に等しい貴重な鉱物、そして、空海の真言密教や、丹党・鎌倉武士団形成の礎…。古代史を解く鍵「丹」信仰はどこへ向かったのか!?
目次
第1章 縄文を彩る赤き信仰―べに(紅)と共に(「赤」の発見;赤い土偶;「ムスヒ神」は最も古き神 ほか)
第2章 煉丹術と化学―たん(丹)を求めて(煉丹術の誕生;九丹と金液;秦使の渡海記録 ほか)
第3章 丹神からの贈り物―に(丹)の発見(「魏志倭人伝」に記された下賜物;丹党と丹生神社;御岳の鏡岩 ほか)
著者等紹介
戸矢学[トヤマナブ]
1953年、埼玉県生まれ。神道・陰陽道・古代史研究家、作家。國學院大学文学部神道学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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