悪夢工場

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309209395
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

「キングがホラーの達人なら、リゴッティはホラーの化身だ。」(ニューヨーク・タイムズ)――祈りなのか、呪いなのか。アメリカのカルト作家による救済なき傑作群が、本邦初単行本化。
・
「そう、この世界の人々が、神ならぬ新たな神の存在に勘づいていることを漏らしてしまったのは、せいぜい一世紀前のことだった。」
・
H・P・ラヴクラフトやフィリップ・K・ディックと並び称され、ブラム・ストーカー賞を5度受賞した、文学史上最も危険な作家が、ついに上陸!
・
・
【目次】
・
戯れ (若島正 訳)
アリスの最後の冒険 (白石朗 訳)
ヴァステイリアン (若島正 訳)
道化師の最後の祭り (宮脇孝雄 訳)
ネセスキュリアル (若島正 訳)
魔力 (若島正 訳)
世界の底に潜む影 (若島正 訳)
ツァラル (若島正 訳)
赤塔 (若島正 訳)
・
編者あとがき  若島正


【目次】

内容説明

ブラム・ストーカー賞を4度受賞した文学史上最も危険な作家が、ついに上陸!H・P・ラヴクラフトやフィリップ・K・ディックに並ぶアメリカのカルト作家、本邦初単行本。

目次

戯れ
アリスの最後の冒険
ヴァステイリアン
道化師の最後の祭り
ネセスキュリアル
魔力
世界の底に潜む影
ツァラル
赤塔

著者等紹介

リゴッティ,トマス[リゴッティ,トマス] [Ligotti,Thomas]
1953年、アメリカ・デトロイト生まれ。フロリダ在住。1981年に短編「The Chymist」でデビュー。以後、ほとんどの作品をファンジンやセミプロ誌で発表。ブラム・ストーカー賞を4度(生涯功労賞を含む)、英国幻想文学大賞を1度受賞

白石朗[シライシロウ]
1959年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業

宮脇孝雄[ミヤワキタカオ]
1954年生まれ。早稲田大学政治経済学部中退

若島正[ワカシマタダシ]
1952年生まれ。京都大学名誉教授。英米文学者、詰将棋・チェスプロブレム作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

103
この作者は初めてだと思っていたのですが、解説を読んでアンソロジーで「アリスの最後の冒険」を読んでいたことを知りました。すっかり忘れていました。短編集ということでそれを含めて9つの作品が収められています。ホラー系の作品とは言うものの好き嫌いがかなり分かれると思います。ラヴクラフトが好きな人には合うのでしょう。私も読んでいてすっきりしないものがありましたが、ヘンリィ・ジェイムズを思い出したりしました。2026/08/20

keroppi

66
【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉「このホラーがすごい!2026」の海外編2位になっていたのと、この赤い装丁に惹かれて読んでみた。なんとも不思議な感覚。迷宮に迷い込んだような、不安感が襲ってくるような。「ただきわめて漠然として奇妙な感覚であり、睡眠を侵略してわがものにする、ある種の存在だった。目覚めると、残っているのは至福の戦慄だけ」(「ツァラル」本文194ページ)そんな感じだった。2026/07/26

藤月はな(灯れ松明の火)

56
まさに醒めない悪夢と言ってもいいような物語を集めた短編集。死期が近づいてきた童話作家、アリス(但し、内容は不条理且つ不気味なものらしい)の最後の一日を描いた「アリスの最後の冒険」。題名だけ見ると「不思議の国のアリス」シリーズと誤認されてもおかしくないぞ。内容は徐々に支離滅裂になっていく思考の末に現れた彼女が恐れる本当のモノとそれに対する叫びに身震いします。惜しいのは元々は45篇の短編集だったのを9篇に絞って翻訳したとの事。何、そのアルバムの曲の切り売りみたいな現象。分厚くになっても他の作品も読みたいんよ!2026/05/16

sin

53
シリアルキラーに神秘性を持たせ、創作者の超自然との繋がりを暗示し、夢世界を現実ならしめる書物を夢想し、秘儀の一員たることに憧れ、世界には秘された邪悪が遍く存在することを仄めかし、夜の徘徊が異世界へ導く様を描写し、世界の底に潜む影を語り、闇の書と体現者を創出し、創作を神秘に誘う。「超自然を趣味としてたしなむ者ではなく、超自然を体現する者。」と公言し、それを切望する作者は、神を信奉するが故にオカルトの呪縛から逃れられない嘗ての作家たちの様に、辿々しく執拗に神秘の世界を描写し、その実在を渇望しているかのようだ。2026/08/20

あたびー

41
著者初読み、と思ったらアンソロに収録作あった。複雑で副詞や「〜のような」が多用される文章を追うのが大変だった。文章の最初で想起するのとは違った着地点に到着するような表現が多かったように思う。不気味な囚人の魔の手が愛嬢に伸びる「戯れ」や小さな街の祭りでラヴクラフト的な集会に紛れ込む「道化師の最後の祭り」などは分かりやすかったが、滲み出る闇の侵食を描いた作品群は魅力的だが難解だった。難解な一方「赤塔」が生産するものの描写が楽しかった。2026/01/15

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