7

個数:
電子版価格
¥5,280
  • 電子版あり

  • 提携先に42冊在庫がございます。(2025年11月10日 01時23分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 528p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309209296
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ドラッグの売人、元ロック・スター、トップモデル、革命家、UFO研究者、分断世界の監察官、そして不滅の男ーー7つの物語が交叉する。仏哲学界の新スターによる驚異的建築物のごとき傑作。


「彼は死ねないんだよ。人が経験することをすべて経験しちゃってるんだ」(本文より)

【仏メディア、困惑と絶賛の驚異的傑作!】
*よくできた短編集ではなく、特異かつ驚異的な建築作品――テレラマ
*本作をもって、トリスタン・ガルシアは短編と長編の中間にある物語集(という新たなジャンル)の作者となった。真実はときとして危険なほど超自然に接近する――ゾーン・クリティック
*信仰と美と歴史と時間をめぐる7つの精神的な寓話。今年の避けては通れない10冊のうちの1冊――レクスプレス
*一見多様な小説の寄せ集めにみえるこの作品は首尾一貫した構造を持っている。だが、その一貫性は見出すべきものなのである。それは読者に差し出された大いなる喜びでもある。トリスタン・ガルシアの最高の作品である――ル・ヌヴェル・オプス


「鼻血が出ない。とても孤独だ」(本文より)

7つの物語が交叉する、巨大な人生万華鏡!
「エリセエンヌ」……若返りのドラッグを求めて、閉ざされた世界の混沌へと深入りしてゆく売人。
「木管」……元ロック・スターが見つけた不思議な楽器には、過去のあらゆる名曲が刻まれていて……。
「サンギーヌ」……〈顔〉と呼ばれるスーパーモデルと、傷を負った男との奇妙な相関関係。
「永久革命」……革命を夢みた一児の母が迷い込んだ世界は、1973年に革命が成就した世界だった。
「宇宙人の存在」……宇宙人を研究する兄とその恋人のもと、すべてを疑いはじめた幼いムーンは……。
「半球(ドーム)」……国境が消え、同じ思想の者同士が〈囲い〉で暮らす完全な分断が実現した世界で、〈普遍主義者〉が見たもの。
「第七」……大量の鼻血を出して何度でも生まれなおす男が、7度目の人生でついに到達した新たな世界。


【目次】

内容説明

「彼は私ねないんだよ。人が経験することをすべて経験しちゃってるんだ」ドラッグの売人、元ロック・スター、トップモデル、革命家、UFO研究者、分断世界の監察官、そして、不滅の男。7つの物語が交差する。仏哲学界の新たなスターによる驚異的建築物のごとき傑作小説!アンテル文学賞受賞。

著者等紹介

ガルシア,トリスタン[ガルシア,トリスタン] [Garcia,Tristan]
1981年生まれ。フランスの作家・哲学者。パリ高等師範学校、パリ=ソルボンヌ大学で哲学を専攻。アラン・バディウやカンタン・メイヤスーらに学ぶ。2008年に発表した小説第一作品『La meilleure part des hommes(男たちの最良の部分)』でフロール賞を受賞。2013年に本書『7』でアンテル文学賞を受賞。2016年に哲学エッセイ『激しい生』(栗脇永翔訳、2021年、人文書院)を刊行し、フェミナ賞にノミネート(エッセイ部門)。現在は、リヨン第三大学で哲学の准教授として教鞭を執っている

高橋啓[タカハシケイ]
1953年、北海道生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

141
書店で気になり、図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。フランス人作家・哲学者のトリスタン・ガルシア 、初読です。本書は、6つの短篇+1つの長篇、7つの物語、オススメは、「サンギーヌ」&表題作「第七」です。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309209296/2025/10/15

ぽてち

27
哲学者でもある著者の紡ぎ出す、ファンタジーともSFとも幻想小説とも読める7つの物語。それぞれは独立した短篇でなんの関連もないが、最後に収められた「第七」ですべてが繋がる驚愕の仕掛けがある。二段組500ページの大作で、本文は改行もほとんどないみっちり詰まった内容にめげそうになるが、あきらめないでよかった。フランスという国について知識がないと完全に理解するのは難しそうだが、単純に物語として楽しめればいいのかなと思う。訳者あとがきの解説(ぼやき?)もとても参考になった。2025/11/02

アプネア

12
SF、寓話、怪奇要素が盛り込まれた7つの物語が描かれていますが、哲学者でもある著者の思考や批判精神とも親和性があって、既存の概念に対する疑い、生と死、分断された世界、運命論と自由意志など、対立軸の境界で揺れ動く思考実験などが、物語の中核を成しているのかな。各話一見独立した物語のようですが、それぞれが微妙に交差・関連しているところも面白い。2025/11/02

あいかわ

10
500ページ超、2段組みの翻訳小説。SNSで面白いと見かけ、書店で1ページ読み、これは絶対読まないとと思い購入。あっという間に読んでしまった。どの話も情景が自然と浮かんでくる。輪郭がはっきりした、でも少し現実からズレた物語。全編通して「信じる」ということが何なのか、その根幹はどこにあるのか問われているように思った。エリセエンヌ、永久革命、半球が特に好きだった。2025/10/26

レコスケ

3
七つの短編集ながら、それぞれが少しづつ繋がりがある。SF的な設定だったり、寓話性のあるストーリーだったり、著者が哲学者でもあるせいか、思考実験的な作風。感情移入を阻むような突き放した文体は、ロベルト・ボラーニョを彷彿とさせる。現実の裂け目が広がり、そこから異様な世界が垣間見えるという展開は、P.K.ディックと似ている。この二人の作家が好きなら、この作品集も楽しめると思う。2025/09/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22741756
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品