人形のアルファベット

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309209234
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

肉片が、聞いている。ミシン、人形、缶詰、蜘蛛、そして女たち…奪われし者たちの悲鳴が、グロテスクに世界を覆う。英語圏で最も注目を集める作家、鮮烈のデビュー作!シャーリイ・ジャクスン賞受賞(本書収録作「ワクシー」)。GRANTA「若手作家ベスト20」選出。女たちが自分の身体を、果物の皮をむくようにほどき始めると、本当の身体が出てきて―。(「ほどく」)すべての女の人生の目標は、試験で賞金を稼ぎ子どもも欲しがる男を見つけること―。(「ワクシー」)薄暗い屋根裏のミシンが生みだす幻影たちに、どんどん魅せられてゆく、ふたりの少女。(「アガタの機械」)女から求められ芸術のミューズである八本脚の男が、ある日美しいミシンと出会い―。(「蜘蛛の手記」)日常をグロテスクに彩る珠玉の13編。

著者等紹介

グルドーヴァ,カミラ[グルドーヴァ,カミラ] [Grudova,Camilla]
カナダ出身、スコットランド・エディンバラ在住。マギル大学で美術史とドイツ語の学位を取得。2016年「ワクシー」(本書収録)でシャーリイ・ジャクスン賞(中編部門)を受賞。同作は、翌年の英国幻想文学大賞の最終候補にも選出された。2017年、デビュー短編集『人形のアルファベット』をフィッツカラルド・エディションズより刊行し、話題になる。2023年、初長編『楽園の子どもたち(Children of Paradise・未邦訳)』が女性小説賞の候補に選出。同年、「グランタ」誌が10年ごとに選出する「若手作家ベスト20」に選ばれる

上田麻由子[ウエダマユコ]
文筆家・翻訳家。上智大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

37
初読みの作家かと思いきや「アガタの機械」は以前アンソロジーで読んでいた。あの癖が強い作品集のなかでもひと際印象に残っている作品の一つ。この短篇集も全体的に物凄まじい濃度で、瘴気が漂うような独特のオーラを纏っている作品ばかりである。中でも「ワクシー」と「蝋燭受けの悲しき物語」が凄かった。目も当てられないような不潔感と暗鬱感が横溢しているのに、どこか柔らかな優しさと茶目っ気を感じさせる佳品。こうした小説は往々にして現実の社会構造を参照して読み解き勝ちだが、それも決して正解ではないような気にさせる。面白かった。2025/05/16

pulp

13
ほぼ予備知識なく、装丁及びタイトル買い。表題作は、自分の解釈があっているのかどうか不安。あるいは意味はないのかも知れないし、もっと複雑なものがあるのかも知れない。奇想とグロテスクな13編。背後にあるのは貧困と欠落かな。好みは『ほどく』『人魚』『蠟燭受けの悲しき物語』『蜘蛛の手記』あたり。不潔、と言っていい描写が多いのにも関わらず、妙な透明感、静謐感があるので読みやすい。……で、読み終わった感想は「上品な式貴士」。ははは、絶対違うよな。2025/05/15

くろう

0
図。ミシン、人形、缶詰、蜘蛛、そして女たち・・・。日常をグロテスクに彩る珠玉の13編。なんていうか、とんでもない作家さんだな、と震え上がっている。自分は何を読まされていたんだろう。全然理解が出来てない。最初から最後までどこか静かに狂っている。ミシンこわ。女性の熱くてひんやりした感じが物凄い。そして表題作の「人形のアルファベット」が本当に何も分からなくて下手なホラーよりも怖かった・・・かも。2025/06/08

isbm

0
★★★2025/06/04

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