メトーデ 健康監視国家

個数:
電子版価格
¥2,640
  • 電子版あり

メトーデ 健康監視国家

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年11月02日 20時20分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309209104
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

内容説明

結婚は免疫システムによるマッチング、日々の運動量の報告義務、犯罪の物的証拠は体内に埋め込まれたチップやDNA…国家による究極の健康監視システム“メトーデ”に、罪を着せられて自殺した弟の遺志を継いで挑む!近未来サイエンス・ディストピア小説。

著者等紹介

ツェー,ユーリ[ツェー,ユーリ] [Zeh,Juli]
1974年、旧西ドイツのボン生まれ。2001年、デビュー作『鷲と天使』が35か国語に翻訳される大成功をおさめ、現在ドイツで最も高い人気と実力を誇る作家のひとり。国際法の分野で博士号を持つ現役の法曹家でもある

浅井晶子[アサイショウコ]
1973年、大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程単位認定退学。J・エルペンベック『行く、行った、行ってしまった』で2021年度日本翻訳家協会賞翻訳特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

38
コロナ禍を経て書かれた快作『人間の彼方』の作家による作品なだけに、これもまたパンデミックを経験して書かれた長篇かと思っていたが、なんと原書が刊行されたのは10年以上も前とのこと。少し滑稽ですらあるこのディストピアに、世界全体が大きく近づくことになって作者はさぞ驚いたことだろう。やや理屈っぽく独特な雰囲気をまとってはいるが、ミステリーのような面白さも核にあって、非常に興味深く読めるディストピア文学であった。しかし、近未来SFとしてはシステムをもう少し掘り下げてマクロな視点もある方が個人的には好みだ。2024/07/26

おだまん

11
国家と健康管理。コロナ禍以前に書かれたディストピアであるがそれに追いつこうとしている現実。科学的要素もちりばめられており、最後まで息をつかせないサスペンスも楽しめました。2024/08/23

ののまる

10
ひゃーーー 怖い怖い怖い。でもコロナ期そうだったよな(この小説はコロナより前に書かれているのだけど)。コロナにかかった人は犯罪者って感じの。病気になる人は社会のお荷物で、個人の予防努力が足りない,福祉のお金一杯使わせる邪魔な存在という圧力はコロナ以外でも、うっすらずっとある。介護が必要な老人に対してもある。2024/08/31

トト

3
2050年頃のディストピア未来を描くドイツ作家のSF小説。「メトーデ」とは健康至上主義の究極の社会体制。人間の心身の状態を管理し、毒物の摂取を極端に嫌う。煙草は勿論カフェインもダメなので、飲み物は白湯(にレモンを少し絞ったり)。反メトーデ的謀略の罪で囚われ、国家的裁判に巻き込まれた女性の顛末を描く。マスク警察やら行き過ぎたウィルス嫌悪のコロナ 禍を経験した我々は、簡単に魔女狩りが起きてしまうことを知った。この作品の結末は、まさに国家、社会に対しての個の無力さを感じて怖くなります。原作は2009年の作品。2024/09/13

たぴ岡

2
おもしろかった! 最後に残るのはそれひとつなんだけど、度々理解が難しい単語が出てきたり、慣れない言い回しに出くわしたりと、「本当に読めたのか?」という気持ちにもなる。ストーリーの流れは理解できたし、それがとってもおもしろかった。けど、細かな部分がわからなくて何度か立ち止まってしまった。ひとつひとつの章が短いから休み休み読めていいのかも。言外に示されていることも多くて、結局ラストはどうして? と思ったりもしちゃう。けど求めていたディストピアとSFは浴びられたので、良しとする。おもしろかったし。2024/10/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21994114
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。