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内容説明
「ジェイムズ・ジョイスの分身」にしてアイルランド独立運動に身を投じた20世紀の知られざる巨匠による奇蹟の短篇集。「すべて差しおいて欲しいものはありますか」―ある男の言葉で、夫婦の運命は動きだす。(「欲望」)旧友を道の向こうに見つけると、彼は死に物狂いで追いかけてきた。(「同級生」)3人の男女、20年の終わらない夢―。(「月かげ」)輝くばかりの成功を求める男が、気に入らない部下を馘にしようと決意するが―。(「支配人」)ほか3篇。
著者等紹介
スティーヴンズ,ジェイムズ[スティーヴンズ,ジェイムズ] [Stephens,James]
1880年、ダブリンに生まれる。法務書記として働きながら1905年よりアイルランド独立運動の機関紙「ユナイテッド・アイリッシュマン」に寄稿し、1909年に初詩集『反乱(Insurrections)』を刊行。1912年の長編『小人たちの黄金』(横山貞子訳、晶文社)で国内外の名声を得る。ケルト神話を素材とした『ディドラ(Deirdre)』を高く評価したジェイムズ・ジョイスと親交を結び、『フィネガンズ・ウェイク』の執筆を引き継ぐよう依頼を受ける。アイルランド独立戦争の後、1925年にロンドンに移ってからは生地ダブリンに戻ることなく、小説を書くことも止めた。晩年をBBCの放送記者として過ごす。1950年、死去
阿部大樹[アベダイジュ]
1990年、新潟県生まれ。2014年に新潟大学医学部を卒業後、松沢病院、川崎市立多摩病院などに勤務する。訳書にH・S・サリヴァン『精神病理学私記』(須貝秀平との共訳、第6回日本翻訳大賞受賞)、『個性という幻想』、H・S・ペリー『ヒッピーのはじまり』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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