歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術

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歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309208756
  • NDC分類 949.63
  • Cコード C0098

内容説明

通りを、アスファルトを、山道を、海岸沿いを、並んで、ひとりで、知覚を冴え渡らせ、無と化し、鳥の声に耳を澄ませ、寡黙に、饒舌に、物悲しく、意気揚々と、自由を求め―歩く。自分の人生を、主体的に歩き続けるとはどういうことだろう?古今東西の作家、音楽家、思想家たちの言葉に触れながら思策を深める渉猟の記録。現代ノルウェー文学の金字塔的作品、ついに邦訳!!

目次

第1部(とある通りからはじめてはどうだろう?;堕落する;歩き出す前に;どうしようもないリビング;消える夢 ほか)
第2部(スポーツとエンターテインメント;ジャコメッティと娼婦;ランボーの辿った道;旅はどうやってはじまるのだろう?;道を探す ほか)

著者等紹介

エスペダル,トマス[エスペダル,トマス] [Espedal,Tomas]
1961年、ノルウェーのベルゲン生まれ。1988年『香水からの野生的な逃避』(未邦訳)で作家デビュー。2009年『芸術に逆らって』(未邦訳)でノルウェー文学批評家賞を受賞。2011年『自然に逆らって』(未邦訳)ではノルウェーで最も権威ある文学賞、ブラーゲ賞を受賞した。言葉と文学に溢れた人生を生きたいという思いを持つがゆえ、文学について時に歯に衣着せぬ物言いで新聞をにぎわす一面も持つ

枇谷玲子[ヒダニレイコ]
1980年、富山県生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学(学位未取得)。2005年、大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。在学中の2005年に翻訳家デビュー。北欧の書籍の紹介に注力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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47
『歩くことは、最高の社交だ。歩くことで自分自身と二人きりになるのだから』(本文より)この帯に誘われ手に取りました。空想なのか良くわからない性的描写が入ってくる章もあって…正直苦手。自分が男性だったらもっと著者の気持ちに寄り添えたのかなぁと、感じました。しかしながら著者のように、あるがまま気負わずページをめくって著者の思索に入り込めた時は、「あぁ😌ゆったりとした良い読書時間を、楽しめたなぁ」と思える時もあり、この本への感想は、良いとも悪いとも言い切れず、正直つかみどころのない書籍でした。2023/08/16

かもめ通信

24
歩くことと作家として生きることを軸に、先人たちの足跡を追う文学論的な側面を持つこの本の文章は、時に紀行文のようでもあり、自伝的小説のようでもあり、エッセイ集であって、ところどころとても私的な日記のようでもあるという不思議な形で、作家はまさに文学という広大な大地を縦横無尽に歩き回っているかのよう。けれども、美しい風景を目にしても、旅先で出会った誰かと肌を重ねようとしても、飲んだくれても、美味しいものを食べていても、なんだか妙に落ち着かなくて、私はちょっと歩き疲れて、遠まきに、歩いている作家を眺めていた。2023/05/15

フランソワーズ

10
「歩くこと」。老若男女、偉人も凡人も、善人も悪人も、等しく与えられた、当たり前すぎること。でも作者は哲学的効用とも呼べる例を次々に挙げてゆく。ルソーをはじめ、あまたの文学者や画家、音楽家、哲学者などをひいて、エッセーのように紹介する。そしてその実践編とでも言える、物語を用意している。その二つが重層的に絡み合い、先のテーマを掘り下げてゆく。特にエッセー的なところでは、示唆に富む箇所がいくつあって、とても興味深かった。→2023/10/24

おだまん

9
まったくもってタイトル通りの不思議な小説。読みながら主人公と一緒に歩くことによりジャンルを超えた知的な世界へ旅をさせてくれる本。歩いている自分といれば孤独ではなくなる。2024/02/24

qoop

8
街を出て野山を越え、村を抜けてひとり歩き続ける。その間に見聞きし考えて、人と出会って別れ、また歩き続ける。脚を踏み出すという即物的な行いに伴う大きな詩情。本書は思うままに脚を進める著者が、自分自身と繰り広げた省察の過程を断章形式でまとめたもの。日常的な「歩く」という行為が我々を非日常へと連れていってくれるのだと伝える一冊。おそらく巨軀であろうノルウェー人作家が、無表情で大股に進む様子を思い浮かべつつ読んだ。2023/07/03

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