出版社内容情報
ボリス・ヴィアン[ヴィアン,B]
著・文・その他
野崎 歓[ノザキ カン]
翻訳
内容説明
殺人、恋愛、実験、遺跡発掘、鉄道工事、存在しない生物たち…黄色い砂漠が広がるナンセンスの大地エグゾポタミー。稀代の作家・翻訳者・贋作者・ジャズトランペッターとして短い生を駆け抜けたヴィアンの魅力が詰まった最大最高の長篇、新訳決定版!「いうまでもないことだが、この作品には『中国』も『秋』も出てこない」
著者等紹介
ヴィアン,ボリス[ヴィアン,ボリス] [Vian,Boris]
1920年パリ郊外に生まれる。中央工芸学校を卒業し、公社に勤務しながら、執筆・翻訳活動を始める。アメリカ文化に造詣が深く、ジャズトランペッターとしても活躍。46年、ヴァーノン・サリヴァン名義で『お前らの墓につばを吐いてやる』を発表、たちまちベストセラーとなるが、過激な内容によって訴えられる。47年自らの名義で長篇『うたかたの日々』と『北京の秋』を発表。また、シャンソンの作曲や映画シナリオの執筆なども手がけたが、59年、映画『お前らの墓につばを吐いてやる』の試写会中に心臓発作を起こし、急逝。死後、ジャン・コクトーやレーモン・クノーらによって再評価され、後年はとくに若い読者から熱い支持を受けるようになった
野崎歓[ノザキカン]
1959年新潟県生まれ。フランス文学者・翻訳家・エッセイスト。放送大学教養学部教授。東京大学名誉教授。著書に、『ジャン・ルノワール―越境する映画』(青土社、サントリー学芸賞)、『赤ちゃん教育』(青土社、講談社エッセイ賞)、『異邦の香り―ネルヴァル「東方紀行」論』(講談社、読売文学賞)、『水の匂いがするようだ―井伏鱒二のほうへ』(集英社、角川財団学芸賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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