丁庄の夢 (新装版)

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丁庄の夢 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309208015
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

政府の売血政策で多くの死者が生まれた「エイズ村」をめぐる、死と絶望と哄笑の物語。世界規模の感染症が生む悲喜劇を描く傑作長篇。

内容説明

政府の売血政策によって富を得た丁庄村に正体不明の熱病が蔓延する。木の葉が風でハラリと落ちるように、灯が消えるように死を迎える村人たち。やがて病人たちは学校で共同生活を始めるが、精神の安らぎは得られない。咲き誇る花の匂い、血のような赤に染まった平原の砂地と作物。村の売血王として君臨する少年の父と、先生と慕われる少年の祖父を中心に繰り広げられる生と死の葛藤。ノーベル賞候補と目される作家が7回の潜入取材を経て「人の心の中のエイズを書いた」傑作長篇。

著者等紹介

閻連科[エンレンカ]
1958年中国河南省嵩県の貧しい農村に生まれる。高校中退で就労後、20歳のときに人民解放軍に入隊し、創作学習班に参加する。1980年代末から小説を発表。軍人の赤裸々な欲望を描いた中篇『夏日落』は発禁処分となる。その後も精力的に作品を執筆し、中国で「狂想現実主義」と称される『愉楽』(2003)は、05年に老舎文学賞を受賞した。一方、長篇『人民に奉仕する』(05)は二度目の発禁処分。さらに「エイズ村」を扱った『丁庄の夢』は再版禁止処分。大飢饉の内幕を暴露した長篇『四書』は大陸で出版できず、11年に台湾で出版された。14年にはフランツ・カフカ賞受賞

谷川毅[タニカワツヨシ]
1959年広島県大竹市生まれ。名古屋経済大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あさうみ

34
これは『 読んだことを後悔させない』本。村に疫病が蔓延し理性が奪われ善悪が狂い、生々しい欲が残る。自我を保てたのは祖父だけか。家族への愛情のために家族を憎む…閻連科、すごいな!村人に毒殺された孫が語り手というのもミソ。淡々と描写され、明るい読書ではないが胸糞にもならない。自分の内面へ向き合わずにいられない。 翻訳が読みやすい、間違いなく絶品! 2020/08/02

まこみや

30
本当に力のある作品を読んだときは、ただただ圧倒されるばかりで批評する気も分析しようという頭も失せてしまう。感動の中身も、「面白さ」や「すばらしさ」や「清々しさ」といったものではなく、むしろ「やりきれなさ」や「哀しみ」や「重苦しさ」といった気分を纏う。一つだけはっきりしていることは、この本の中には現代日本文学に失われて久しい(ように見える)〈文学の力〉を信じさせるに足るものが確かに存在することだ。この1年の読書記録の終わり近くに、読むことができたことを感謝したい一冊だった。2021/12/02

かふ

27
先生と言われる祖父の悪夢が罪なく毒殺された少年とマジックリアリズムのように絡み合い対話するような小説。経済至上主義の潮流の中で売血によってエイズに汚染される丁庄の村。売血のドンである少年の父は村人から恨まれるが気にせず(自己責任論?)さらに悪徳商売を続けた。棺桶の買い占めと死者の縁談という死の商売で村を支配していく。その為に村人の恨みを買う。エイズ(疫病)そのものよりも村人の恨み(精神のエイズ=ヘイト)は村を荒廃させる。その原因となっているのが父だった。祖父はどうするのか?罪なき少年が問いかける疫病小説。2020/11/20

ミサ

14
売血によってエイズが広がった村の人々のエゴと愛の物語。熱病におかされた者同士の結婚生活の末に、死ぬ前に夫の役に立てたことに満足しているような微笑みを浮かべて亡くなる奥さんの存在が印象的だった。村の人々が死を前にしても穏やかでいられない所に人間の業を感じた。2021/02/23

フランソワーズ

5
血を売って金を貰う。そして村は潤うが、狂喜する村人の腕には”赤い胡麻のような注射針の痕”。近隣の明王庄では政府から支給された棺桶で埋め尽くされ、それに人々は歓喜した。それらエイズが蔓延する寒村で描かれる人の生と死、欲望。そのグロテスクさとは裏腹に、移りゆく自然の光景が随所に描かれる。美しくもあり、厳しくもあるが。毒殺された少年を語り部として綴られる物語は圧巻の一言。2020/08/10

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