出版社内容情報
ナダルとの伝説的な死闘を分析しつつ、テニスの本質を体現するフェデラーの魅力を精緻に綴った名エッセイのほか、5篇を収録。
内容説明
「天才は複製できない。けれども、閃きは感染する」蝶のように舞いながら驚愕のショットを放つ天才の超絶的感覚を読み解き、人間の極限の美しさに迫る表題作のほか、風を活かしたプレーで連戦連勝を重ねたジュニア時代、若き日の憧れトレーシー・オースチン、一流「半歩手前」の選手の凄み、プロテニス・ツアーの舞台裏などを綴った4篇を含む、極私的スポーツエッセーの傑作。
目次
「竜巻通廊」の副産物スポーツ
トレーシー・オースチンになぜ失恋したか
マイケル・ジョイスの一流「半歩手前」
全米オープンの「ペロポネソス戦争」
フェデラーの一瞬
著者等紹介
ウォレス,デイヴィッド・フォスター[ウォレス,デイヴィッドフォスター] [Wallace,David Foster]
1962年、ニューヨーク州に生まれ、イリノイ州の平原で育つ。少年時代はテニス選手として活躍。アマースト大学で論理学と数学を専攻。24歳で書いた長篇『ヴィトゲンシュタインの箒』で作家デビュー。アリゾナ大学創作学科で修士課程を修了。ハーヴァード大学哲学科に移るが中退。詩人・作家のメアリー・カーとの恋愛を経て、95年に長篇『無限の道化』を完成させ、100万部を超えるベストセラー。「20世紀最後の大作家」と称される。未完の長篇『蒼白の王』を違して2008年に自殺した
阿部重夫[アベシゲオ]
1948年東京生まれ。東京大学文学部卒業。元日本経済新聞論説委員。日本新聞協会賞を1992年、94年に受賞。2006年月刊誌『FACTA』を創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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