ラディカルな意志のスタイルズ 完全版

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ラディカルな意志のスタイルズ 完全版

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  • サイズ B6判/ページ数 364p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309207629
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

出版社内容情報

シオラン、ベルイマン、ゴダール論のほか、「アメリカで起こっていること」「ハノイへの旅」を含む完全版が新訳で甦る。著者の代表作

スーザン・ソンタグ[ソンタグ,スーザン]
著・文・その他

管 啓次郎[スガ ケイジロウ]
翻訳

波戸岡 景太[ハトオカケイタ]
翻訳

内容説明

アメリカが生んだ知性と感性の結晶。シオラン、ベルイマン、ゴダールなどの各論のほか、「アメリカで起こっていること」「ハノイへの旅」を含むソンタグ代表作の完全版が、瑞々しい新訳で甦る。

目次

1(沈黙の美学;ポルノグラフィ的想像力;みずからに抗って考えること―シオランをめぐって)
2(演劇と映画;ベルイマンの『仮面/ペルソナ』;ゴダール)
3(アメリカで起こっていること;ハノイへの旅)

著者等紹介

ソンタグ,スーザン[ソンタグ,スーザン] [Sontag,Susan]
1933年1月16日、ニューヨークに生まれる。1963年、長編小説The Benefactor(『夢の賜物』)で小説家デビュー。翌年に発表したエッセイ“Notes on“Camp””(「“キャンプ”についてのノート」)によって現代文化の批評家としても注目を集め、1966年に第一評論集Against Interpretation(『反解釈』)を、1969年に本書Styles of Radical Will(『ラディカルな意志のスタイルズ』)を上梓する。1970年代半ばに病を得るも、20世紀を代表する知識人として揺るぎない地位を築く。2000年、最後の長編小説となるIn America(『イン・アメリカ』)により全米図書賞受賞。2004年12月28日、ニューヨークにて息をひきとる

管啓次郎[スガケイジロウ]
1958年生まれ。詩人、比較文学者。明治大学大学院理工学研究科総合芸術系教授。エッセー集として『斜線の旅』(読売文学賞受賞)など

波戸岡景太[ハトオカケイタ]
1977年生まれ。アメリカ文学研究者。明治大学大学院理工学研究科総合芸術系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiroizm

15
60年代発表されたアート、文学、映画、演劇の論考とハノイ旅行記が収められた批評集。時代的に古いかなと思ったが、ヘーゲル、ニーチェ、フロイト、マルクスなど名だたる哲学、文学作品をさらりと引用、熟考を経た論考は読み応え超弩級。晴れたヒマラヤ山脈、迫力の情景に惹かれて近づいたら、空気薄いし道険しいしもうダメ!てな難しさ。でも今読んでも全く色褪せてない。ポルノグラフィティ論は「O嬢の物語」中心のアート論だけど、現代にも使えそう。60年代と今って似てるのか?いろいろ示唆に富んだ本。ソンタグ姐さん恐るべし。2020/04/16

Gakio

5
Ⅲ章のリポート的文章、特に北ベトナムでの体験が、書かれることに葛藤を含んだ正直さがあり、良かった。そのほかのポルノ論やシオラン、ベルイマン、ゴダールについては、分かったり理解できなかったりした。しかし、作品ごとに作品が提示する問題点を丁寧に整理していて、彼女の仕事を一言で「知性」とまとめたくなる気持ちも分かる。ラディカルという語が多義的に使われていた。 「私たちの社会では、「理想主義的」という表現は「支離滅裂」を意味しがちだし、「好戦的」という表現は、単に「感情的」ということを意味しがちである」p3272022/10/23

watershed

2
冒頭は難解。アートに関する神話が崩れたあとの批評の可能性について書いているのだろうか?映画と演劇の批評はどんどん発展して芸術全般に及んでいく。ゴダールの映画は一つも見たことがないのだけれども、ゴダール評は面白い。最後のベトナム訪問記は、今の時代から見るとベトナムを神格化しすぎている気がするものの、アメリカに対する着眼点とえぐるような描写は刺激的だった。2022/08/21

Mirror

1
意志を貫くことと壊すこと。「沈黙とは人間がどれほど細かく見ようともその本質がいささかも動揺しないような芸術作品にふさわしい」と語るソンタグがおそらく沈黙の難しさを誰よりも深く理解していたと思うし、ベトナムに訪れて気がついたベトナム人の楽観性と自身の悲観的性質。そのペシミズムを克服するための芸術が彼の地では生まれづらいことに気がつき、アメリカ人で生まれた運の良さを噛みしめるような気持ちにさせられ、その優位性を標榜することのはしたなさがアメリカという国への愛国心への撞着を引き起こした。そんな語りを感じた。2023/05/13

ぺこら

1
彼女のつきぬけたいという思いが伝わってくる。 映画については、お金のかからない大衆娯楽であったことを思い出して理解できた。だからこそ論考の対象として選ばれたベイルマンでありゴダールである。2022/07/25

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