出版社内容情報
南北戦争の最中、急死した愛息の墓を訪ねたリンカーンに接し、霊魂達が壮大な企てに挑む。全米ベストセラー感動作。ブッカー賞受賞。
ジョージ・ソーンダーズ[ソーンダーズ,J]
著・文・その他
上岡 伸雄[カミオカノブオ]
翻訳
内容説明
戦時の大統領リンカーンが、急逝した愛息ウィリーの記憶にひたるため夜の墓地を訪れる。そこには自らの死を受け入れられず、彼岸と此岸の間をさまよう霊魂たちがいた。たくさんの目と鼻と手をもつベヴィンズ、素っ裸で巨大なペニスを屹立させたヴォルマン、最後の審判を恐れる牧師トーマス…。現世の妄執を抱えて生きる(?)彼らがリンカーンに触れる時、感動的でユーモラスな途方もない物語が動きはじめる。まったく新しい形式に奇想と興奮を詰めこんだ、現代アメリカ最高の短編作家、驚愕の初長編。全米ベストセラー、ブッカー賞受賞の超話題作!!!
著者等紹介
ソーンダーズ,ジョージ[ソーンダーズ,ジョージ] [Saunders,George]
1958年アメリカ・テキサス州生まれ。現代アメリカを代表する作家の一人。さまざまな職を経験したのち、大学で創作を学ぶ。1996年に初の作品集『落ち目になった南北戦争ランド』を発表。13年、短編集『十二月の十日』が全米ベストセラーの第1位となり、短編小説の復権として話題を呼んだ。17年、初の長編となる『リンカーンとさまよえる霊魂たち』でブッカー賞受賞
上岡伸雄[カミオカノブオ]
1958年東京生まれ。翻訳家・アメリカ文学者。東京大学文学部大学院英文科修士課程修了。学習院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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