硬きこと水のごとし

個数:
電子版価格 ¥3,080
  • 電書あり

硬きこと水のごとし

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2022年05月22日 03時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309207360
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

文化大革命の嵐が吹き荒れる中、愛と革命の夢を抱く男女が旧勢力と対峙する。ノーベル賞候補と目される作家の魔術的リアリズム巨篇。

内容説明

文化大革命の嵐が吹き荒れるなか、血気盛んな人民解放軍の若者・高愛軍は、故郷の貧村・程崗鎮に復員し、美しき人妻・夏紅梅とともに革命を志す。中国古来の価値観が残る村は、対日抗戦の殊勲者たる名家の人々が支配していたが、現状に不満を抱く若者たちを煽動して革命委員会を樹立し、村幹部を追放し実権を掌握していく。アメリカ帝国主義、ソ連修正主義に囲まれ、世界的な反中国の逆流のなか、マルクス、レーニン、スターリン、毛沢東ら、革命の聖人たちを奉じ、愛情の力で邁進する二人。やがて二人は愛軍が掘った「愛のトンネル」を通って夜な夜な逢瀬を重ねることとなる。近年ノーベル文学賞の候補と目される最重要作家による、セックスと革命、血と涙と笑いが交錯するドタバタ狂想讃歌!!

著者等紹介

閻連科[エンレンカ]
1958年中国河南省嵩県の貧しい農村に生まれる。高校中退で就労後、20歳のときに人民解放軍に入隊し、創作学習班に参加する。80年代末から小説を発表。軍人の赤裸々な欲望を描いた中篇『夏日落』(92)は、発禁処分となる。その後も精力的に作品を発表し、中国で「狂想現実主義」と称される長編『愉楽』(2003)は、05年に老舎文学賞を受賞した。一方、長篇『人民に奉仕する』(05)は2度目の発禁処分となる。さらに「エイズ村」を扱った長篇『丁庄の夢』(06)は再版禁止処分。大飢饉の内幕を暴露した長篇『四書』は大陸で出版できず、2011年台湾で出版された。09年には父の世代への追憶を綴ったエッセイ『父を想う』がベストセラーとなる。2013・16年国際ブッカー賞最終候補、2014年にはフランス・カフカ賞受賞

谷川毅[タニカワツヨシ]
1959年広島県大竹市生まれ。名古屋経済大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

41
のっけから吹きつける文章の熱量!なんだかんだで閻連科作品は5冊目なのに、毎度毎度この熱気には気圧される。『人民に奉仕する』の性的エネルギーもスゴかったが、こちらはもっともっと剥き出しで怒涛のごとく押し寄せてくる。革命精神と愛欲が混じり合って炸裂するエロティシズムは、正に中国文学しか生み出せないものだろう。ただのドタバタ官能的滑稽譚でないことは明らかだが、日本語版に寄せられた文章を読むと、作者がいかに文学に対して真摯な思いを持っているかが分かり感慨深いものがある。世界文学を読む理由のひとつがこの作品だ。2017/12/24

ネコベス

27
文化大革命の波が押し寄せる河南省の山間部の村で革命に目覚め立身出世を望む高愛軍は出会った瞬間惹かれ合った夏紅梅と共に封建体制打倒を目指し革命理念を追求する。やがて二人は権力の魔力に取り込まれていく。いちいち高愛軍が大真面目に毛沢東の大仰な革命詩を引用するのが滑稽に映る。先祖を祀ったり、土地を分配して生産性を上げると反革命として処罰される理不尽さをユーモラスな筆致で描き出す。二人が拷問を受ける真の理由も皮肉が効いていて面白かった。人が生きる濃密な情念が詰まった小説。2018/03/08

かふ

23
文化大革命をパロディ化した壮大なマジック・リアリズム。主人公の愛軍は毛沢東のパロディとしとドン・キホーテのように革命を推進していく。しかし、それは愛人である紅梅との欲望愛の為である。毛沢東と江青の関係を二人の若い恋人で戯画化しているのだ。よく中国でこんな本出せるなと思うが全編に毛沢東語録(それに類した毛沢東の詩とか)が散りばめられている。真面目に読めば革命書なのだ。しかしフィクションとしては、毛沢東版「ドン・キホーテ」。2021/08/27

そふぃあ

23
冷静に考えればあまりにトチ狂っているのに、ノリの軽さとユーモアのある文体と主人公効果に引きずられて、このまま突き進んでも大丈夫かもしれない、、と思ってしまう怖さがあった。沢山の似たような若者が大丈夫だ俺たちは正しいと突き進んだ結果が、歴史の大破壊、大虐殺なのだ。きっと。 要するにセックスとダイナマイトである。2021/01/10

わたなべよしお

21
 炸裂志を読んでファンになったので、いざ新作と思って買ったら、2001年の本だったのですね。炸裂志のような圧倒的パワーは今一つど、マジック的なリアリティーももう一つと感じました。とはいえ、やはりすごいなぁと思わざるを得ませんでした。文化大革命をこんな風に描けるのですから。文革の凄まじさ、その狂気をやっと感じとることができました。次は「愉楽」に行ってみます。2018/01/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12470105

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。