出版社内容情報
『ベルリン・アレクサンダー広場』の作家がその才能と実験性を展開した短編を集成。グロテスクでポップな驚くほど今日的な作品世界。
【著者紹介】
1878~1957年。近年、世界的に再評価の動きが強い。他の訳書に『ハムレット――あるいはながき夜は終りて』『二人の女と毒殺事件』『王倫の三跳躍』がある。
内容説明
たんぽぽを殴り殺してノイローゼになる紳士、幽霊との恋、鳥かごのなかで焼かれる聖職者、ワニになった女の子…グロテスクでポップな魅力にあふれた、変幻自在の語りによる二十四の不可能な愛の物語。二十世紀の記念碑的名作『ベルリン・アレクサンダー広場』で知られるデーブリーンは稀有な短編作家でもあった。その異才をあかす二冊の短編集を全訳。
著者等紹介
粂田文[クメダアヤ]
慶應義塾大学理工学部専任講師。専門はデーブリーンなど20世紀以降の現代ドイツ語文学
山本浩司[ヤマモトヒロシ]
早稲田大学文学学術院准教授。専門は戦後のドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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