スーパーノート―世界を支配する情報戦争と偽百ドル札

カスパー捜査官〈Ａｇｅｎｔ Ｋａｓｐｅｒ〉/カルレッティ，ルイージ【著】〈Ｃａｒｌｅｔｔｉ，Ｌｕｉｇｉ〉/飯田 亮介【訳】

河出書房新社（2015/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 518p／高さ 19cm
• 商品コード 9784309206769
• NDC分類 973
• Cコード C0098

出版社内容情報

偽百ドル札“スーパーノート”とCIAの関係に触れた、伊ベストセラーのノンフィクションノベル。

【著者紹介】
イタリアおよびCIAの諜報員として、麻薬取引とマネーロンダリングを専門とする大規模な国際犯罪組織に対する多くの作戦で重要な役割を果たす。航空機のパイロットにして、複数の格闘技とあらゆる武器・爆薬のエキスパートでもある。

内容説明

ＣＩＡｖｓイタリア最強のスパイ。世界を支配する情報戦争の内幕、裏切りに次ぐ裏切り、そしてＣＩＡの内部対立…史上最も精巧な偽百ドル札事件の真相がいま明かされる！待望のノンフィクション・ノベル！

目次

逃げるか、死ぬか
三百七十三日前、拘束
アメリカ人
因人
ロシアンルーレット
カスパー捜査官
恐怖の病院
クランシーの教え
バリアー
ジャンプ〔ほか〕

著者等紹介

カスパー捜査官［カスパーソウサカン］ ［Ａｇｅｎｔ　Ｋａｓｐｅｒ］
複数の秘密情報機関とＲＯＳにおける長年の活動を通じて使用してきたコードネームのひとつ。航空機のパイロットにして、複数の格闘技とあらゆる武器・爆薬のエキスパートでもある。麻薬取引とマネーロンダリングを専門とする大規模な国際犯罪組織に対するセンセーショナルな多くの作戦において重要な役割を果たしてきた

カルレッティ，ルイージ［カルレッティ，ルイージ］ ［Ｃａｒｌｅｔｔｉ，Ｌｕｉｇｉ］
エスプレッソ・レプッブリカ・グループ（イタリアを代表する全国紙『レプッブリカ』とニュース週刊誌『エスプレッソ』等を発行）で３０年にわたり特派員、編集長、ディレクター職を歴任。『レプッブリカ』紙では数多くの報道記事を書いた。作家としての顔もあり、小説をイタリアとフランスで出版している

飯田亮介［イイダリョウスケ］
翻訳家。イタリア・モントットーネ村在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[GASHOW]

精巧な偽ドルをスーパーノートと呼ぶ。リアリティがあって一気よみでした。

2015/09/12

[田中峰和]

北朝鮮名物は拉致と麻薬だが、忘れてならないのは偽百ドル札。その秘密を暴露するのがこのドキュメント。アリタリア航空のパイロットにして憲兵組織のスパイ。イアン・フレミングの小説に憧れたカスパー捜査官は長じて国際スパイになった。日本と同様、敗戦国のイタリアは戦後対米従属が続き、カスパーの仕事もCIAの指示に従うこと。スーパーノート追跡の結果、374日拘束されたのが国民3分の1を惨殺したカンボジアだけに恐怖が倍増する。CIA資金源の偽札事業はオバマ政権発足で隠蔽されようとした。カスパーは大国のエゴの被害者だった。

2015/12/24

[やさーる]

ルパンを追っていてとんでもないものを見つけてしまった、どおーしよう。のリアル版。これはしゃれにならんな。

2017/08/23

[モレ]

スーパーノートについて、本書の内容が事実なら、真面目に働いて多いとは言えない額の金を稼ぐのが馬鹿馬鹿しく思えてくるが、一方、馬鹿馬鹿しくてもいいからこんな世界には決して関わることはなく真面目に細々と生きていきたいという思いも湧き起こる。

2015/09/22

[けんちゃん]

これって本当に実話、すごい。

2015/09/02