内容説明
冒険好きな英国少女が、長い旅の果てに行き着いた日本。ライフワークとなった動物シェルター(アーク)創設から阪神大震災、そして東日本大震災。在日40年、救助の軌跡と動物保護の実態を問う。
目次
1 なぜ、日本?―イギリスから日本へ、長い旅は続く(十代の頃の冒険旅行;運命の人との出会い;ロシア・中国横断のたび;感激の日本上陸;大阪郊外の田園生活;一九九〇年、アーク設立)
2 家族と友達と動物と―動物と分かちあう生活(大好きなポニーの思い出;大学時代の動物体験;日本のペットたち;わたしの十六匹の愛犬たち)
3 箱舟に乗った動物たち―人生を変えた阪神大震災(被災した動物を救おう;悲劇に終わった善意;ドラマになった犬や猫たち;ウサギ大騒動;アークの転機になった大震災)
4 命を救え―二〇一一年三月十一日、東北に地震と津波(後回しになる震災動物の救助;東日本大震災、三月の日記)
著者等紹介
オリバー,エリザベス[オリバー,エリザベス][Oliver,Elizabeth]
1940年英国サマーセット州生まれ。ノッティンガム大学で農学(酪農業)を専攻し、ロンドン大学で日本語を専攻する。1965年来日。以後、関西に在住、大阪工業大学の常勤英語講師となり、教師の傍ら動物保護活動を開始。1990年、動物保護団体アークを設立する。1995年の阪神淡路大震災では被災動物600匹余を保護した。震災を機にライフワークとして本格的にアークの運営に専念するため、教職を退職
三村美智子[ミムラミチコ]
東京に生まれ育つ。リア、キャロル、マザーグースなどのノンセンス文学に関心が深く、雑誌や展覧会などで紹介をしてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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