内容説明
本書は、アダムス・ファミリーのキャラクターの誕生と変遷を網羅的にたどった初の作品集であり、発表作はもちろん、これまで1度も発表されたことのない作品200点以上を収録。
目次
ファミリー
モーティシア
ゴメス
ウェンズデーと少年パグズリー
執事のラーチ
フランプおばあちゃん
フェスターおじさん
お化け
親戚と家族の友人
超絶にすてきな屋敷
著者等紹介
アダムス,チャールズ[アダムス,チャールズ][Addams,Charles]
1912年、ニュージャージー州生まれ。アメリカを代表する漫画家のひとり。1933年、21歳のときに『ニューヨーカー』に作品が掲載され、以後、同誌を中心に1600点近くの作品を発表。1988年没。代表作『アダムス・ファミリー』はTVドラマ・映画化もされ、世界中で人気を博している
安原和見[ヤスハラカズミ]
鹿児島県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芍薬
18
アダムスファミリー!楽しく不気味! この抜群のセンスの良さ(悪さ?)にニヤニヤです。 おばあちゃまの子供に読み聞かせしてたセリフが大好き 「そこでドラゴンは、ハンサムな若い王子様ときれいなお姫さまを丸呑みにして、そのあとは末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」2012/04/22
kei-zu
17
ハリウッド映画で有名なお化け家族、もともとは米国の雑誌に掲載の一コマ漫画で、どの作品も楽しい。私は、SF作家の星新一が一コマ漫画を紹介する「進化した猿たち」で、何作か見たことがありました。 著者自らによる各キャラクターの紹介が楽しい。ご本人は一コマ漫画に台詞は余計な気がすると言ったそうですが、端的なキャプションは俳句や川柳みたいでよいと私は思いますけどね。2024/08/10
ミーナ
14
あの有名なおばけ一家の辞書的な一冊― これほどまでに有名なのに一度も映画を観たことがなかったアダムス・ファミリー。「〜2」だけテレビで観て、とても心奪われて書籍を。「原作はひとコマ漫画だから意味わからないかもしれない」という予想は的中し、残念ながら分からないものがちらほら。予想よりは理解できて安堵。表紙から分かるように洒脱。映画では登場しない『お化け』が『ウォーリーをさがせ』的な存在でかわいい。フランプおばあちゃんのマザーグースもかわいい。2022/11/07
Harukasaki.
11
とあるバンドの歌詞にウェンズデイ・アダムスという言葉が出てきて、その孤独で美しい曲を聞いてたら、図書館で手にとっていた。原作は、ひとコマ漫画でニューヨーカーに掲載されていたことには驚いた。ジョーク主体で映画とは違った面白さが原作にはありますね。それに考えオチなので、大人漫画として読まれていたと考えても納得。地下洞窟へのピクニック、月光浴、不気味で危険だけどこの超絶に面白い家族には引き込まれる。細かな所にも面白さがびっしりです。2016/02/29
いよ
7
私の新しい宝物!(笑)子供の頃映画が大好きでテレビで何回も観てたけど、気がついたらすっかり放送しなくなってて。今まで原作が日本で出版されてなかったのが意外。10年ぶり!?くらいにアダムスファミリーの作品に触れることができて歓喜しました!! 10個の章に分かれててその始めにキャラクターの紹介があり、最後まで読んだらまた最初からディティールに注目して読みたくなる。キャラクターの表情が絶妙で、絵の中にはブラックユーモアがたくさん。一枚一枚愛くるしく、笑えます。見てて飽きないし何回も本を開いちゃいます。2011/10/29