私は生まれなおしている―日記とノート1947‐1963

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 437p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309205540
  • NDC分類 935
  • Cコード C0098

内容説明

「生きることを愛し、死ぬことを憎みたい―」彼女が“ソンタグ”になる前の一人の女性の凄烈な姿が、ここに。20世紀アメリカを代表する知識人による、14歳から30歳までの日記とノート。激動する時代と個人のあらわな記録。

著者等紹介

ソンタグ,スーザン[ソンタグ,スーザン][Sontag,Susan]
1933年生まれ。二〇世紀アメリカを代表する批評家・作家のひとり。2004年他界(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

108
「日記帳どこにあるか知ってるわよね」の言葉を息子に遺し、71歳で他界したスーザン・ソンタグの14歳~30歳までの日記(続刊あり)。16歳のときに「このノートブックで語りなおした時間のなかで私は生まれなおしている」と記しており、それが表題になっている。ソンタグは早くに結婚するもののその期間は意外と短い。その後同性愛のパートナーがたびたび登場し、感情を表出させている。女のセクシュアリティとオルガズムの探求の記述もあり、それはそれで興味深い。読者としては、彼女が、どんな本を読み、どんな映画を観たか。→2021/08/07

ネギっ子gen

53
【子供状態になると、私は力が弱くなる――傷つきやすく、被害者の面が強くなる】ソンタグによる、14歳から30歳までの日記とノート。16歳の日記では、<純粋に肉体的なこととして最大の歓喜を経験すること。それがどんなに力になるか(「心の絆」なんてあってもなくても)、今は知っている、むろん、「心の絆」は望ましいものではあるけれど……アイリーンはすんでのところで私を滅茶苦茶にするところだった――レズビアンであることについて私がいつも抱いてきた罪悪感の芽生えを固定化させ――自分をみっともないと思い込ませ――>と。⇒2024/02/18

春ドーナツ

11
ソンタグさん没後、(故人の希望により)彼女が執筆した全ての文書が図書館に寄贈されることになった。その中に「日記」も含まれていた。息子は思い悩んだ末、自身で編集し本書を刊行することにした。さて。ソンタグさんは日記の公表に関して何を思うのだろう。モーテルの覗き魔みたいな、ある種の背徳感を感じながら本編を読み進めることになる。2017/05/22

ののまる

9
30歳までの日記。さすがに、なんて早熟なんでしょう。2020/03/09

nemunemuanyo

6
手書きのノートを読むのが好きだ 手帳術などのムックや手書き日記を載せているインスタグラムなどもムフフと じっと読んでしまう 「まだ手書きに愛着が有る 子供っぽいけれど 指の内部で輝いている官能的な潜在力が自分にはある」という文がある できればソンタグ自身の手書きノートも見たかった 「良い作家は咆哮するエゴイストであり 自己満足している愚か者ですらある」 エゴイズムは生きるうえでひとつの意味と呟いていた昔付き合っていた彼なら この本をどう読んだだろう2020/08/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1337900
  • ご注意事項

最近チェックした商品