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猫のパジャマ

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309204857
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

夜の道路で猫を拾った男女をめぐる不思議なラブストーリーにして、極上の猫小説「猫のパジャマ」をはじめ、少年のひと夏の思い出、訪ねてくるはずの人を待つ老婆の心の動き、異星人の目から描かれるファースト・コンタクト、ルート66にあらわれた不思議な死体の謎…人生の一断面を切り取った切ないスケッチや、SF、奇譚など、ブラッドベリの魅力のすべてが詰まった傑作群。

著者等紹介

ブラッドベリ,レイ[ブラッドベリ,レイ][Bradbury,Ray]
1920年アメリカ・イリノイ州生まれ。宇宙時代の抒情詩人、ポオの後継者など数々の異名をとる作家。1950年に『火星年代記』を発表し、SF作家として文名を確立する。以後はジャンルの枠にとらわれない活躍を見せ、国民的作家に成長した

中村融[ナカムラトオル]
1960年生まれ。中央大学法学部卒。翻訳家・アンソロジスト。主に英米のファンタシー、SFの紹介に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろんこ*勉強のため休止中

144
20~30代の旧作と、80代で書かれた新作が収められた短編集(例外が2編あるとのこと)。SF、ミステリー、奇譚、恋愛など様々なジャンルに及び、テーマも多岐に渡っていた。ブラッドベリをSF作家と決めつけていたが、こんなに引き出しを多く持っていたのか!一人の作家の作品集とは思えないほどだ。表題作は特にヒネリはないが、洗練されていて微笑ましい恋愛もの。決して甘すぎないところがいい。装丁は上部に猫耳が折りたたまれており、引き出すと猫の顔になる。巻末にさりげなく描かれた自筆の猫の絵も、なんとも野良猫風でいい味。2014/04/22

ぶんこ

57
ブラッドベリ83歳の時の作品! 序文がとても良かったです。 作品を思いついた時の熱が伝わってきます。 ただ、それらの作品を読んでみたのですが、私にはイマイチだったのは、てっきり猫の本だと思っていたのが違っていたからかもしれません。 猫の本は1編だけでした。 車が猛スピードで走る9号線で真夜中に拾われた猫の飼い主は自分だと主張する若い男女。 ほのぼのとして、やっぱり猫の話がいいな。 他の作品は斜め読みしました。2015/12/03

帽子を編みます

39
装丁がいかしています。大きな黄色の目、うっすら色を変えて鼻の形、カバーに耳の形(残念、図書館の本なので確認できませんでした)、そう、これは猫の顔なのです。序文と21の短編、古いものと新しいもの、人種差別への視点など、猫の話は一つだけです。いつものように寝る前に読んでいたのですが、怖い話があり寝つけず、あげくに悪夢にうなされました。書かれた以上のことを想像させられるというのが短編を読む楽しみでしょう。2020/10/10

R

32
偏見や差別、悪意や恐怖といったものをシーンに切り取って、短編に編んだ作品集でした。短いのに、すぱっと切れ味鋭い感動があって面白かった。問題提起や、注意喚起ともとれる投げっぱなしのオチの話も面白いのだけども、表題作のような、ある男女の出会いとつれづれを描いた「にやにや」できる内容も見事。少しアメリカの文芸や映画に造詣を必要とする短編もあったものの、いずれも勢いよくあっという間に読めました。2016/09/07

Maki

28
【猫本を読もう読書会】に合わせて、表題作だけ読もうと思ったら短編集なので読めてしまった。でも表題作が1番すきでした。この装丁とこのお話は誰かにプレゼントしたくなる本。2019/02/22

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