内容説明
水と光と歴史の町で生まれも育ちもちがう中年の男と女が出会い思いがけずも残りの人生を歩んでいく―小説よりもロマンティックな大人の恋。
目次
一九八九年ヴェニス
シニョーラ、お電話です
ベッドのなかにヴェネツィア人
地中海のラグーナでブルーベリー色の瞳をした恋人と暮らす決心
こんな経験ありますか？
修道士の住んでいた部屋
ヴェニスで最高の瞬間
雨降って地固まる
他人の視線
この世でいちばん美しいトマト
女と男、人生いろいろ
カラ・ミーア、イタリアでは半年ですべてが変わる
モンゴル羊毛をあしらった白いウールのドレス
花嫁入場
驚かせようと思ったんだ
入れ替わり
十枚の赤い切符
著者等紹介
ブラージ，マリーナ・デ［ブラージ，マリーナデ］［Ｂｌａｓｉ，Ｍａｒｌｅｎａ ｄｅ］
ニューヨーク州生まれ。離婚して一男一女を育てながら広告の仕事に携わり、のちに料理人となってテレビの料理教室やカフェの厨房で腕をふるう一方、レストラン批評を書くジャーナリストおよびワイン・コンサルタントとしても活躍
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感想・レビュー
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こばまり
35
事実はロマンス小説よりもロマンティーーーック。こんな人生もあるのだナァとぼうっとなりました。うらやましくて地団太です。まるで恋愛の満漢全席のような邦題ですが、降って湧いたような人生の転換期と地のままのヴェネツィアを柔軟に楽しんだ魂の遍歴と申せましょうか。男も女もそしてヴェネツィアも、皆臈長けているので読んでいて心地よいです。表紙の写真はガーゴイルかと思ったら、ねこちゃんでした。アラかわいい。2015/02/27
色
0
こんな大人になりたい2009/08/15
