終わらざりし物語〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309203966
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

エアレンディルの父であり、アラゴルンへと続くヌーメノール王家の祖である、トゥオルのエルフの隠れ王国へといたる、苦難と不思議の旅路。冥王モルゴスの憎しみを一身に受けた不屈なるフーリンと、その子、竜退治のトゥーリン・トゥランバールに降りかかった過酷な運命。中つ国のギル=ガラドと親交を結び、サウロンの危機に対処し港を創建した、ヌーメノールの王とその妻の物語。魔法の森ローリエンの奥方ガラドリエルとケレボルンをめぐるいくつもの伝説。

著者等紹介

トールキン,J.R.R.[トールキン,J.R.R.][Tolkien,John Ronald Reuel]
1892年、南アフリカのブルームフォンテン生まれ。3歳の時にイギリスに戻る。第一次世界大戦従軍後、オックスフォード大学の言語学教授となる。イギリスの英雄叙事詩「ベーオウルフ」の研究で知られ、言語学に関する著書もある。大学でのC・S・ルイスらとの交流から生まれた私的文学サークル“インクリングス”からは、いくつものファンタジーの名作が生まれた。1937年に、自分の4人の子供たちに語り聞かせた話をもとにした『ホビットの冒険』を出版、その続編として書かれた『指輪物語』(1954‐55年)は世界的ベストセラーとなった。1973年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

51
上巻読了。長年の積ん読を解消(まだ下巻残ってるけど)。遺稿集のような感じもあり、突然物語が終わってしまっていたり、解説(トールキンの息子による)が挿入されていたりと読むのに楽な本ではないが、『指輪物語』『ホビットの冒険』『シルマリルの物語』の世界観をより深めてくれる。『シルマリル』にも出てきたトゥーリンの物語は、その典型か。まだまだ中つ国を味わいたい人にはお勧め。★★★★☆2017/04/05

ゲオルギオ・ハーン

19
『指輪物語』でほとんど言及されなかった部分を扱った一冊。私は映画で3部作を見た程度の知識しかなく『中つ国Wiki』などで調べながら読んだので、けっこう時間がかかった。関わる者たちが破滅してしまう悲劇の英雄トゥーリンの物語が特に面白かった(トゥーリンのぶっきらぼうで割と繊細なところも魅力的)。トゥーリンによる龍の祖グラウルングの打倒とその直後の悲劇とても衝撃的だった。また、本書はわざと遺稿をそのまま載せ、トールキンの息子クリストファーの考察や言及を入れることで歴史書のような格好になっていて味わい深い。2021/09/04

mahiro

13
再読、トールキン亡き後その遺稿などから中つ国第一紀二紀のエピソードが纏められている。指輪物語の中で馳夫さんやエルフ達が口ずさむ上代の詩の中に出てくる人達の事をもっと知りたいファンにはたまらなく嬉しい一冊。物語が途中で切れたり前後が解らない物も現実の古文書の断片を読む気分、トゥーリンの物語が好きだが現実世界の英雄譚と同じく幸せな生涯を送る者は少ない。2017/03/05

ワッピー

10
指輪・ホビット・シルマリルと読んできてここまでたどり着くのに時間がかかりました。トールキンの「創造」とは、竜殺しのトゥーリンにせよ、航海者アルダリオンやラドリエルとケレボルンにせよ、ここまでの細部にわたり歴史を積み上げていくのかと本当に感嘆しました。それにしても、上代の偉大な王侯や英雄といえど、性格に難ありで人を容れることができず、あたら破滅に進んでいくことを止められない・・・から運命なんですね。叙事詩「カレワラ」のエピソードが使われていると聞いていましたが、トゥーリンの最期で発見。長年の謎が解けました。2015/01/01

mituko

4
シルマリルが色々ぶっ飛んだ上のエルフの神話だったから、フーリンの子らの物語を読むと、一連の悲劇の悲惨さがより一層、濃い。シルマリルでは「あちゃー」な印象のほうが強かったトゥーリンが、「自由に行きたいのだ、別れ際にマブルングがかなえてくれた通りに」って言った瞬間、ああこの人はそれもできない運命なんだなあとしみじみしてしまって、どうしようもなく魅力的なキャラクターに思えてきた。あとはケレボルンとガラドリエルの話が楽しみだったんだけど、そうかー結局これ!ていう設定は決まらなかったのか。でも読めてよかった。2013/08/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/375700

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。