内容説明
「人生はあたしをたたきのめすハンマーなの?」…父親の二人目の子を妊娠、母親にはいたぶられる毎日。ハーレム生まれの16歳、プリシャスは家族の暴力と無知に打ちのめされ、希望も夢もない生活を送っていた。死んでいた彼女の感情を生き返らせたのは、読み書きを教えてくれたレイン先生との出会いだった。つたない文字で綴り始めたプリシャスの日記は、レイン先生に導かれ、いつしか激しい怒りや愛への憧れをあらわす詩の世界へと変わっていく…。
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エア積読本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けろっぷ
2
映画が良かったので。プリシャスの内面をより深く知ることができて良かった。こんな世界がアメリカにあるなんて。 教育と、信じて支えてくれる人の存在がどんなに大切か、痛感しました。2017/04/17
getalexnow
1
虐待されているといろんなことをやめて、自己評価を低下させてしまう。それが見た側じゃなくて、内側から描写されていたのが新鮮だった。そして、世界が広がって、人と関係をもつようになると、今までは殺していた感情を抱くようになる。「いちばん頼りになるのは、おんなし船に乗ってる仲間だ」2015/09/11
tu-ta
1
映画「プレシャス」を見て、読みたくなった。「プレシャス」見て、よかったと思う人はこの本も読めばいいと思う。理解は深まる。http://tu-ta.at.webry.info/201006/article_2.html にメモを書いた2010/05/29
ayaka
0
映画『プレシャス』よりも、「文字」を通して伝わってくるものが多かった。「書くこと」で「自分」を見つけてゆくプレシャスの姿に感動。2010/07/16
ま
0
☆☆☆☆2009/06/06