内容説明
「鬱屈の町」セントラリアを舞台に、ホルストの組曲『惑星』を主調音にして繰り広げられる、スラップスティックでスキゾフレーヌな現代の『ユリシーズ』。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
4
次から次へと登場するヘンテコな人物たちがヘンテコな事件を繰り広げていくのだが、どうも微妙にスベりつづけている感じ。最後までいまひとつノリ切れないままに終わってしまった。2024/09/18
kinaba
0
ドタバタ悲劇2014/11/18
ベック
0
アメリカに実在したというペンシルヴァニアの小さな町セントラリア。1962年以来二十年以上続いているという鉱脈火事で、今現在は廃町になっているだろうといわれているこの町が本書の舞台です。とにかく、本書に登場する人たちは鉱脈火事がそうさせるのか並べてみなケタはずれにエキセントリック。絡み合う人物相関が巧みにさばかれ、またそれが作者の真摯な目によって温かく描かれていて好感がもてる。是非続刊の「星座は踊る」も読んでみたい。でもひとつ疑問が残るのは、どうしてこの作者はビートルズのメンバー全員を殺してしまったんだろう2005/12/06
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