内容説明
日本が国際社会の中で重要な地位を占めるにつれ、再び評価されてきたハーンを、神道・異文化との関係、教師としての姿、ポーランド・中国・アインシュタインに及ぼした影響等、さまざまな視点から論じた画期的な論集。
目次
ハーンの生涯
夢の日本か、現実の日本か―ハーン『英語教師の日記から』
帰属と距離
ハーンとアショー校
西洋人の神道理解―ハーン、タウト、マルローの場合
文化人類学者としてのハーン
アウトサイダーとしてのハーン―「他者」との同一化をめぐって
語る女の系譜
ハーン「ニルヴァーナ」について
帰路のない旅
ハーンと日本の風土
ロチの紀行文からハーンの紀行文へ
批評家としてのハーン
中学生落合貞三郎の未発表ノートから
学生から見た外人教師ハーン
ハーンと日本―一つの解明の試み
チェンバレン試論―ハーンとの比較を中心に
ハーンの変容―小泉八雲はポーランドでいかに読まれたか?
アインシュタインの訪日とハーン体験
小泉八雲と周作人
マルティニークの旅
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