内容説明
バルレボーグでのギザとの合戦が終わり、和らぎの笛匠のもとにもどった聞き耳は銀の笛を祖父からひきついだ。笛吹きの夢、鷹の夢、甘い夢、黒い夢、いくつもの夢を聞き耳は見るが、そうした夢はすぐに彼の手をすりぬけてしまう。アルニのことばを理想として、掠騎族から分かれたアニル族に石の護持者として迎えられた聞き耳は、そこでアルニの代官の娘ナルチアに魅せられ、彼女のために三回の旅に出ることとなった…。
バルレボーグでのギザとの合戦が終わり、和らぎの笛匠のもとにもどった聞き耳は銀の笛を祖父からひきついだ。笛吹きの夢、鷹の夢、甘い夢、黒い夢、いくつもの夢を聞き耳は見るが、そうした夢はすぐに彼の手をすりぬけてしまう。アルニのことばを理想として、掠騎族から分かれたアニル族に石の護持者として迎えられた聞き耳は、そこでアルニの代官の娘ナルチアに魅せられ、彼女のために三回の旅に出ることとなった…。