詩人と女たち〈下〉

  • ポイントキャンペーン

詩人と女たち〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309201931
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

わたしは50歳。体重102キロ、猪首、短足、目は濁り、赤ら顔。肉体労働者から作家に転職したアル中男。テレビがきらい、映画館もうんざり、パーティにも作家仲間にも、ニューヨークにもビートニクにも何の関心もない、ただの酔っぱらい。そんなわたしを今日もまた、女たちが待っている。卑語俗語にみちたラディカルな愛を描きつづけ、常にアカデミックな文学シーンのアウトサイダーでありながら、世界中の若者に熱く支持されているチャールズ・ブコウスキー、遂に日本に登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にがうり

9
本棚整理中。先日読了したデビュー作の「ポストオフィス」よりずいぶん前にこっちを読んでいた。主人公(ヘンリー・チナスキー)の名前が同じことに今気づいた。「ポストオフィス」のその後だったのか? 再読しなくても内容はだいたいわかっているのでいいかな。

つちのこ

5
中川五郎のブコウスキー訳は沢山あるが、主人公に「わたし」と言わせるところがおとなしい。青野聡訳では「おれ」だ。やっぱりブコウスキーものは下品でなくてはいけない。しかし、弁護するならこの小説はブコウスキーの分身とも言える主人公、ヘンリー・チナスキーの女にだらしない自由人の生きざまがストレートな表現でうまく訳されている。 訳者あとがきでブコウスキーの魅力について書いている、“女に対しての男の気持ちや感じ方、考え方を作品の中であまりにも正直に書き綴っている”は全く同感。2000/01/24

マッピー

3
前巻から引き続き、酒、クスリ、女の日々。 読んでいる私の方が食傷気味で、ウンザリ。 出てくる人たちがみんな、クレイジーなのよ。 酒、クスリは当たり前。公衆道徳もなければ、交通法規を守りもしない。 そういうのって、堪えられない。 そうよ。私は小市民なのよ。 読んでいて泣きたいほど、そういうのが嫌い。 芸術家って、わかんね~。(T_T)2015/02/16

くらっしゅ(湯)

1
BUKさんの化身,チナスキ〜てか氏(?)による自伝的ホラ〜・ショウ,最終節,,必見。てか読書メーター,ブコウスキー4冊しかないのか……増やすか。2013/09/26

mejiro

0
アナイス・ニン「愛の家のスパイ」の後に読んだのでギャップがすごかった。共通するテーマでも表現はずいぶん違うものだと可笑しかった。結末の終わり方がおもしろい。2014/03/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/259561
  • ご注意事項