内容説明
冬の午後にさす一条の斜めの光―。大伽藍にひびく重厚なしらべのように光が胸をふたぐ。孤高の詩人エミリー・ディキンスンをモデルにデュラスがつづる、愛することと書くこと、そしてしのびよる死をめぐる物語。最愛の息子への“遺書”とも思えるデュラスの最新ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Wo_Soo
1
書く/書かない、書ける/書けない、書きたい/書きたくない、の終わりなきシーソー。2011/11/04
hydrangea
0
原書にて読了。エミリー・ディキンスンをモチーフにしたらしいが、それにしては、品がなさすぎる。消えた一編の詩をめぐる物語も、安っぽい。あっぱれなほどのアジア人蔑視には、笑える。まあ、ちょっといいなと思ったのは、ぴったりの靴をあつらえられなくなったというエピソードかな。2017/06/22
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0
見ること、愛すること、書くこと。2015/06/21
Ari
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世界の見え方。