感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フャ
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「不思議の国のアリス」で知られるルイス・キャロルは優れた数学者だったが、本書が書かれた頃はキャロルの数学的側面に目を向ける人が少なかったのだという。キャロル発案の「魔法」、すなわち数学パズル・謎かけ・アナグラム・論理問題・手品器具等々が、アリスの一節とともに豊富に紹介されている。図版は豊富だが、英語の原文がわからないと理解は難しいのかも。多才な人だと感心はすれど、著者のキャロル礼賛ぶりには胃もたれを禁じえない。あと「実際キャロルには関係ないがきっとキャロルも好きだったであろう」で掲載されているものもある。2025/03/15
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