アントカインド

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  • サイズ A5判/ページ数 640p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309039800
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

トランプ復活&暴走を予言!?
制作期間90年・上映時間90日の「究極の映画」の謎をめぐり、記憶の深淵へ……
奇想天外で危険な〈読むカルト映画〉!
『マルコヴィッチの穴』『エターナル・サンシャイン』のアカデミー賞天才作家カウフマンの初小説が、ついに日本上陸。
◎推薦コメント
異常な映画愛と懐かしきポストモダンの饒舌思考で、アメリカ合衆国の〈今〉を走査(スキャン)する。奇妙かつ壮大な旅。
佐藤究
やりやがったな、カウフマン! 超絶クレイジーで最高にクール!! 押し寄せる不条理の洪水に脳がバグって昇天寸前!! これ、世に出したらまずくない?!
ふかわりょう
人が世に生きることの惨めさ切なさ情けなさ。そして映画という芸術に対する愛以上の強い感情。それをこんな奇想天外な物語にするなんて、チャーリー・カウフマンにしかできない。物語の情報量もギャグも彼の映画以上の圧縮バージョン!
山崎まどか
人生観を変えてくれる、ユニークで大胆な傑作。“人生”に対して幻想と矛盾を抱える、すべての迷える人におすすめしたい
フランシス・フォード・コッポラ
◎あらすじ
冴えない映画評論家のB・ローゼンバーガー・ローゼンバーグは、インゴという引きこもりの老人が90年かけて制作した、上映時間90日の映画を見る。空前絶後の傑作だと確信したが、上映中にインゴは急死し、フィルムも火事で失われる。
失われたフィルムを復元しようと催眠療法に励むローゼンバーグのもとに、未来人を名乗る女性アビサがある依頼とともに、映像技術「ブレイニオ」を携え訪れる。ブレイニオにより映画の裏側の「不可視の世界」へ入り込めるようになり、夢・映画・現実の境界が徐々に崩壊しはじめる。
やがて自律型ドナルド・トランク(プ)・ロボットが出現すると、暗殺未遂を乗り越えて政権を掌握。大量増殖と暴走の末、巨大ファストフードチェーンと内戦を始め、終末戦争へと突入する。未来の地球で生き残った超天才アリまでもが登場し、全てが混沌の極限へと向かっていく……


【目次】

内容説明

トランプ復活と暴走を「予言」!?『マルコヴィッチの穴』『エターナル・サンシャイン』『密やかな結晶』脚本アカデミー賞奇才映像作家カウフマンの初小説、ついに日本上陸。製作期間90年・上映時間90日の究極の映画の謎をめぐり、記憶の深淵へ。奇想天外で危険な〈読むカルト映画〉!

著者等紹介

カウフマン,チャーリー[カウフマン,チャーリー] [Kaufman,Charlie]
1958年、アメリカ合衆国生まれ。脚本家・映画プロデューサー・映画監督。『マルコヴィッチの穴』で英国アカデミー脚本賞、『エターナル・サンシャイン』でアカデミー脚本賞、『アノマリサ』でヴェネツィア国際映画祭審査員大賞受賞。2020年、『アントカインド』で作家デビュー

木原善彦[キハラヨシヒコ]
1967年生まれ。京都大学大学院修了。大阪大学大学院人文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

メセニ

18
10/10。ヤバかった。ここ十年、もしかすると人生で最も訳が分からない小説だったかもしれない。クセ強の冴えない映画評論家の主人公(自意識過剰、卑屈なのに自慢屋、自称リベラル、ジェンダー中立に固執しすぎ却って囚われの身、変態)が、映画研究の調査過程で出会った老人が90年かけて製作した、上映時間90日にも及ぶ映画を見ることになる。知られざる傑作と確信するも、老人は上映中に死んでしまい、上映後にはフィルムも火事で焼失してしまう。大火傷を負った主人公は3ヶ月昏睡した後、記憶喪失の中、失われた映画を思い出し記録に→2026/05/06

ちえり

11
【図書館本】早々に挫折。他に読みたい本がいっぱいあるので、これはまたいつか…読めたらいいな。でも多分無理だと思う。買わなくてよかった。図書館さんありがとう。2026/06/17

KOJI UEDA

2
好きな脚本家の作家デビュー作ということで即購入。感想としてはいかにもカウフマン的な拗らせ系の皮肉的なジョークと妄想と自己愛に満ちた惨めで切ない物語。映画という芸術を愛するが故の多くの引用やシーンの描写はさすが。自由自在に時間を行き来したり、姿を変えたり宗教や性別を超越したりといった感じでストーリーを追おうとすると確実に迷子になるが、それでもシュールで下品(上品)な笑いが絶え間なく差し込まれていて楽しく読めた。同音異義語や韻を踏んだ表現を見事に日本語に置き換えた訳者が何より素晴らしい。2025/09/25

読書家さん#buRdJU

1
読み終えました。 とにかく、読み終えた事を、喜ぼうと思います。 話は長すぎてよく分かりませんでしたが、 所々で仏教観に通ずるところがあるかな、と思いました。2026/07/01

コキア

1
600頁超えの大作。どうしても読みたくて しばらく格闘してた。ようやく読み終えた 精神を病んでる人が観る世界なのか、 記憶を辿る時間旅行のようでもあり境界が曖昧。 予測不可能な展開に事態を理解するのに忙しかった。 奇才脚本家すごいわ、、 最終的に人をアリに擬えるところも注目点 映画や文学(それもマニアックな)引用が興味深いし、 訳者の韻の踏み方がまた見事 自意識が強すぎて、自問自答ばかりしててまとまらない主人公が面白いし憎めない。愛おしさすら感じる 逆転時系列。エントロピー小説て認識でいい? 2026/03/21

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