出版社内容情報
影を買う店
使者
猫座流星群
陽はまた昇る
迷路
釘屋敷/水屋敷
沈鐘
柘榴
真珠
断章
こま
創世記(写真=谷淳志)
蜜猫
月蝕領彷徨
穴
夕陽が沈む
墓標
更紗眼鏡
魔王 遠い日の童話劇風に
青髭
連祷 清水邦夫&アントワーヌ・ヴィオロディーヌへのトリビュート
内容説明
皆川博子、偏愛の21篇を収録。至極の幻想・奇想小説集。
著者等紹介
皆川博子[ミナガワヒロコ]
1930年生まれ。72年『海と十字架』でデビュー。73年「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞後、ミステリ、幻想小説、時代小説、歴史小説等、幅広いジャンルで創作を続ける。85年『壁―旅芝居殺人事件』で日本推理作家協会賞、86年『恋紅』で直木賞、90年『薔薇忌』で柴田錬三郎賞、98年『死の泉』で吉川英治文学賞、2012年『開かせていただき光栄です』で本格ミステリ大賞、同年日本ミステリー文学大賞、22年『インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー』で毎日芸術賞、24『風配図WIND ROSE』で紫式部文学賞を受賞。15年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
秋良
17
特に幻想、奇想の雰囲気が濃い掌編を集めた一冊。ページ数のわりに密度が濃く、表題作の影を剥がす店主は序の口で、勝男なんて名前なのにギロチンを作る天才やなんかが出てきて幻想の百鬼夜行状態。整った硬質な文章が飛躍する想像力をがっちりと支えて、この作家でしか与え得ない満足感、恍惚感に浸った。昭和の古い家とヨーロッパの石造りの城を同じように書ける人はなかなかいない。2026/05/29
おふろ
4
装丁が素敵すぎる。 手触り最高2025/08/31
蛹
0
こんなに胸惹かれ、血が湧き肉が躍り、欲が溶け出し溢れたのはいつぶりでしょうか。ずっと欲しかったものが、丁寧に深紅のビロードに包まれていた。撫でるだけで、ため息をつく。頬を擦り寄せる。生涯焦がれていたものに ついぞ出逢えた時、人はこうなるのだと知った。2026/01/28
クリフトン
0
幻想を如何に書くかより 現実を何処まで描けるかこそ 幻想小説のキモなのではなかろうか …なんて2025/06/14




