内容説明
河出書房新社が刊行する季刊文芸誌「文藝」と、ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営する小説投稿サイト・monogatary.comが、「文藝」創刊90周年とYOASOBI結成5周年を記念して奇跡のコラボ。芥川賞作家・金原ひとみを選考委員長に迎え、「モノコン2023」にて「KAIKO」をテーマに文学賞を実施。応募総数879作の中から大賞以下7作の受賞作を選出。あわせてYOASOBIによる大賞作の楽曲化を発表。リクルート「まだ、ここにない、出会い。ここにない、音楽。」プロジェクトとのコラボも実現し、2024年9月にはRECRUIT|文藝|monogatary.com presentsメモリアルフリーマガジンを配布。「白山通り炎上の件」を楽曲化したYOASOBIの新曲を使用したリクルートのCMも公開されるなど、業界を越えたコラボを実施している。2024年11月に本書発売、YOASOBI新曲「New me」リリース。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
21
文藝×monogatary.comコラボ賞大賞、優秀作、佳作の7編を2024年11月河出書房新社刊。有手さんは、大賞だけあって日常から非日常の世界への展開に説得力があり緊張感のあるスピーディーさが楽しい。優秀作の佐加島さんが描く世界のアイデアと展開も面白く楽しい。New meというのが、大賞作品をYOASOBIが楽曲化した曲のタイトルだというのに気付けなかった。2025/01/17
まり
13
YOASOBIが好きなのとNew meってタイトルが気になって購入。ささるのもあったし、私にはちょっと理解しずらいのもあった。新しい自分っていうタイトルは良い意味にも、悪い意味にも転がれるんだな。サイボーグになりたいパパゲーノが個人的には好きでした!2025/02/10
原玉幸子
12
小説の世界を音楽で表現するYOASOBIが大賞作品を楽曲化した元ネタの本。私の音楽の素養がそのまま反映されているのか、私は現代のエンターテインメント小説の良さが分かりません。最後の『さよならの海』以外はテーマと展開が全く肌に合いませんでした。今の時代の精神性は、この軽さで構成されているのか。なーんか、小説を通じて現代の精神性を知る必要はなく、今は、Negativeな言葉を並べて、ぐちゃぐちゃっとAIに読み込ませて物語風にすれば「いっちょ出来上がり」という世界なのかも知れません。(●2026年・夏)2026/06/07
シタンディ
11
文藝×monogatary.comコラボキャンペーンで佳作以上に入選した作品をまとめた短編集。トップバッターを飾るのは見事大賞を射止めてYOASOBIが楽曲化した『白山通り炎上の件』ドームツアーで先にお披露目されていたので、後から原作を読む形で愉しむ。端的に綴られていた歌詞の意味が補完されていく。2篇目『サイボーグになりたいパパゲーノ』と4篇目の『青い木と遺棄』も好み。ネットの進化で誰でもいつでも作品を世間に発信出来るようになって、アマチュアのレベルがうなぎ登りと言われる昨今。確かに全作品高クオリティ。2024/11/23
あああ
3
Yoasobiさんの出たフェスで思わず記念買いしました。こういう企画モノを読むのは久しぶりです。どれも5月の新緑の中で浴びる木漏れ日がごとく、柔らかさと瑞々しさがあふれるお話でした。ちょっと設定が盛り盛りすぎて、お話を読むというよりは設定を読んでいるような気にもなったものの、エピソードを重ねていくのが今どきなのかもです。個人的にはサイボーグになりたいパパゲーノが心に刺さりました。2025/05/02




