出版社内容情報
【目次】
内容説明
橋本治にまた会える!雑誌やオムニバス短篇集に発表された11作品を一挙収録。最高の作家の物語が、いつものような日々を無上の幸福に満たしてくれる。
著者等紹介
橋本治[ハシモトオサム]
1948年東京生まれ。東京大学文学部卒。77年『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞しデビュー。以後、小説・評論・古典の現代語訳・イラストなど幅広い分野で活躍。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、18年『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。2019年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
190
橋本 治は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいた作家です。本書は、単行本未収録作を中心とした晩年期、最後の短編集、ヴァラエティに富んでいて、どの作品も好いですが、特にオススメは、『牡丹華』&表題作『輝ける星の下に』&『歌姫』です。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032696/2026/07/27
tetsubun1000mg
24
橋本治氏の作品はずいぶん久しぶりに読んだが、生き方に苦しんでいる人たちを取り上げた短編集のようだった。 読メデータを見ると、橋本氏の作品は「草薙の剣」とエッセイ&評論集を3冊読んでいたが7,8年前であり記憶がおぼろげでした。 この短編集はいろんな雑誌に掲載された未発表の短編を編集したそうだが、読んだほうから見ると結構一貫性も感じられ心に残る本でした。 出版された本は非常に膨大ですが、取っつきにくさは無いようなので今後の読書候補にしてみよう。2026/06/18
くさてる
19
これまでの単著に未収録だった短編を収録したもの。なので統一感はないのだけど、私が好きだった橋本治の短篇らしい「チューリップが咲くまで」「輝ける星の下に」「かもめ」「歌姫」「おはぎとぼた餅」「聞く耳」が良かった。こういう昭和から平成の世相のなか普通に生きていく人々の人生、そこで起きる小さな哀しみや喜びを切り取った短篇が大好きでした。2026/07/16
hasegawa noboru
17
亡くなって、7年か。単著未収録の11短篇より成る。帯コピー文をそのまま使って言えば、<橋本治にまた会え>た!私のお気に入りは「歌姫」。千木良悠子の解説を引用して言えば、「歌姫」は<市井の人々の人生を語りながら昭和史そのものを浮かび上がらせる構成は、後期の長編小説><と共通する>。<かつての日本の歌謡曲には大衆の悲哀を慰め、幸福を歌い上げる力があった>。この作品に直接関係はないが先日配信で映画『東京タクシー』を観ていたら倍賞千恵子が歌う挿入歌が流れる場面があった。“両手を回して、帰ろ 揺れながら、涙の中を2026/09/04
kibita
16
橋本治との出会いは学生の頃。『桃尻娘』の口語調と榊原玲奈ちゃんが強烈で、名前も今なお覚えている。その後『枕草子』『蝶のゆくえ』『窯変源氏物語』『巡礼』など。エッセイはあえて読まなかったが、本が出ると「あ、橋本治だ」と気になる作家だった。頭のいい人特有の、言葉を重ねるくどくどしさも味。今回、特に好きだったのは「輝ける星の下に」「おはぎとぼた餅」「聞く耳」「かもめ」「対話型対戦ゲーム『ネゴシエーター』」。人と人とのつながりを、ユーモアと温かさで。生きていてよかった、と思う事がひとつでもふたつでもあります様に。2026/09/29
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