出版社内容情報
【目次】
内容説明
”着ぐるみ”とその”中の人”への孤独で純粋な愛のゆくえ。恋?推し?信仰?執着?―かけがえのないあなたとただ、繋がっていたいだけ。どうしようもなく屈折してどこまでも透き通った、宝物のような愛の物語。
著者等紹介
水沢なお[ミズサワナオ]
1995年、静岡県生まれ。詩人。2016年、第五四回現代詩手帖賞。20年、第一詩集『美しいからだよ』(思潮社)で第二五回中原中也賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
lisa
15
着ぐるみの外見だけでなく、中の見えない誰か“結晶”をも愛する女性のお話。テーマパークの着ぐるみなだけにいつでも会いに行く事が出来、それが彼女の行動をエスカレートさせてしまう様は推しというよりどこか狂気じみているけれど、分かる部分もあって想いが伝わるといいな、と思ったり。作家が詩人ということもあり、言葉がとても綺麗で良かった。2026/08/29
K
10
今一番好きな作家、詩人の新作。透き通っていてきれい。内容については、今すぐに感想を残せない、そういう作品。2026/04/08
Hanna
5
こんこんは、テーマパークのキャラクター。その着ぐるみの中の人の違いまで、主人公は分かってしまう。見た目と中身という、ある意味大事なところに目をつけたお話。2026/05/19
ロキ
3
テーマパークの着ぐるみキャラクター、なんならその中の特定の人を好きになる女性のお話。妄想というか空想というかが内向きに過激で、これでうまくいっちゃったらすごいなぁと思ったり。あとは、身長のことが出てきて、マッチングアプリで出会った人が中の人というミスリードより、実は同性と知って恋破れる、みたいな展開かと思ったけど、それも全然違った。会えない推しとも違う、実在しているけど実物を感じられない、それでも恋をしてしまう不思議は感じた。2026/09/22
まみむめも
3
第10回ほんタメ文学賞 あかりん部門候補作だったため購入。 あるテーマパークのキャラクター「こんこん」の中に、顔も名前も知らない、男か女かもわからないアクターが入っている時、主人公まどちゃんはたまらなく幸せで、好きで好きで仕方なくなる。違う人が入っていてもこんこんは可愛いはずなのに、なにか違う。人でもなく、誰かもわからず、でも好きでたまらない。ずっとこんこんのことを考えている。愛とか性欲とかそんなんじゃなく、ただこんこんと溶け合いたい。そんな純粋で、もどかしくて、文がきれいな1冊だった。2026/08/01




