出版社内容情報
【目次】
内容説明
生まれてからずっと友だちが欲しかった向井アマネは、「女子」でも「男子」でもない小学五年生。ただの人間。学校や集団にうまく馴染まずいつもひとりで過ごすアマネに、ある日、学年一明るくて人気のある陽ちゃんが「女子、みんなで遊ぼう」と声をかけてきた。「女子」という言葉にひっかかりながらも初めて陽ちゃんという友だちを得たアマネは、中学、高校、大学と、出会いと別れを繰り返しながら、少しずつ友だちを増やしていく。その後就職し恋愛ではなく友情から子どもを授かり、やがて老年期を迎えたアマネは、自分の人生を見つめるうちに、生物の種、生や死などの線も超えてあらゆるものと「友情」をはぐくめることに気づいた。世界は優しい。新しい友情小説の誕生!
著者等紹介
山崎ナオコーラ[ヤマザキナオコーラ]
作家。日常の社会派。目標は、「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。性別非公表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
112
山崎 ナオコーラは、新作中心に読んでいる作家です。本書は、著者版裏成瀬友情物語の佳作でした。世の中、LGBTQ+、多様化、さらに細分化して来ています。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032429/2026/01/13
信兵衛
21
「友情」とはいったい何なのか、どう言えば良いのでしょう。 人によってそれぞれとも思いますが、「友情」を狭く固定的にとらえてしまうと、窮屈になってしまう気がします。 とはいえ、アマネが思うように広がってもなぁ。2025/12/29
雪丸 風人
17
振り切れたエピソードが楽しい!人との違いに戸惑いつつ生きるアマネの物語です。狂おしく友を求めてもずっと独りだったアマネの人生が、太陽のような少女からの誘いをきっかけに光を帯びていきます。主人公の低すぎる自己肯定感や底知れぬ不安が胸にじんじん沁みましたよ。人によってアマネの個性の受け取り方が全然違うところは興味深かったです。終盤には生きづらさにまつわるエッセンスが凝縮されていましたね。私も「障害」は社会が少数者へ貼り付けるレッテルという考えには共感を覚えずにいられませんでした。(対象年齢は13歳以上かな?)2026/01/08
たっきー
14
アマネはノンバイナリーで、どんな関係でも友情を育むことを目指す。ナオコーラさんの考えが反映された「らしい」作品。だが、面白いかというと微妙なところ。2025/12/28
りょう
9
人との距離のつめ方、取り方、友だちって。といろいろ考えながら読みました。アマネの長い人生なのだけど、ところどころもっとすっ飛ばさないで書いて欲しいところもあったり。山崎さんがすごく実験的なことをしているのはわかるんだけど、完全にうまく行っているとは思えないかな。2025/12/28
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