出版社内容情報
【目次】
内容説明
大手鉄道グループの子会社で広報を担当するカスミ(祖父のコネ入社)。先輩女性社員との微妙な友情、SMホテルではしゃぐノリのいい課長補佐や離婚上司、さらに不幸自慢の経済記者やカスミを「最後の恋人」にしたいと宣う鼻毛・還暦の環境学者らとの愛なき逢瀬(?)の日々。そんな気だるい空気を洗い流すように、今日も彼女は新宿のアフターバー「ナスティ・シューズ」を訪れる。ある日、同じマンションに住む四十歳手前の男・小宮に出会い、何かが始まりそうな予感がするのだが…。
著者等紹介
鈴木涼美[スズキスズミ]
1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院社会情報学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
160
鈴木 涼美、3作目です。 本書は、著者初の長編小説、純文学的官能譚、今時の性的に奔放な若い女性は、こんな感じでしょうか❓ 但し、本書では、芥川賞は獲れないと思います。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001092.000012754.html 【読メエロ部】2026/01/30
アキ
71
著者の経歴から編み出された主人公の二十七歳のカスミは、ヤリマンで会社の上司、部下だけでなく、60を越えた教授も、同じマンションに住む男性にもカラダを開く。そんな女子の頭の中を覗き見しているようで、文章も長く、頭がクラクラする。金原ひとみの小説を彷彿とさせるが、それよりも筋金入りのように感じさせる。昼休みにランチに行く処女を、最後に処女風の不倫略奪女子社員と呼び名を変えるなど、どこかユーモラスな日記風な男の関係遍歴は、異性との性体験による関係の構築に幻想を持つ二十代女性の哀しさと可笑しさを表しているようだ。2026/02/07
竹園和明
41
既定のルートに乗り幸せな人生を歩むなんかクソ喰らえ!とばかりに奔放なカスミ。祖父のコネで大手企業傘下の会社に入社し広報職を得たこの元キャバ嬢は、上司や同僚に対して打算が働くと年齢など関係なしに寝る。そして自分に有利な環境を整えて行くのだ。その時々の相手をディスりつつ行為や心理を分析する姿が怖いわー😱。本谷由希子作品に似た破天荒な感じの設定だけど、そこまでの破壊力とドライブ感はなく孤独や悲哀といったものもない。あくまでもドライにユーモラスに、男女の根源的な一面を露わにしてるとも言えるかな。2026/07/22
ヒデミン@もも
34
鈴木涼美さんに共感できないのに、この表紙に惹かれて手に取った。これは感想難しい。彼女が言いたいことはわかる。しかし、ここまで赤裸々に性体験を書く必要あるのかな。違う側面から注目されるのは良くない気がする。2026/02/26
いちろく
18
夜職をあがりコネで広報の職についたカスミの性に奔放な日常。薄毛整形外科医、鼻の穴に白髪を蓄えた学者、うるんだ瞳の上司、ツートンカラーの新聞記者、鼻プロテーゼの派遣社員、処女風非処女など、登場人物たちの多くの名称が役職やSEX時の特徴などで描かれており唖然とする。一方でカスミが苗字や名前などで呼ぶ少数の登場人物もおり、心の距離感や信頼感が明白な一面も。エロエロな内容の中にも状況描写や風景描写などの冷静な場面転換や惹きつける表現もあり最後まで読ませた。きっと著者が見聞きした内容も少なくないだろうな……と察す。2025/12/29




